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銭形平次と石川五右衛門と服部半蔵、子孫の生年推定 

服部半蔵の子孫たち
初代生没年不詳→2代目1542~1596→3代目1565~1615?→4代目1580~1652(数え年73歳)
4代目は3代目の弟である。5代目以降の生没年は不明。
Yahoo!百科事典で説明されている「服部半蔵」(1542~96)は2代目のようである。
そこで2代目、3代目の生まれた年が先代のそれぞれ23歳、15歳のときであることに注目。

 

1世代20年と假定すると、
4代目1580~
└→5代目1600~→6代目→1620~(1657年、明暦の大火のとき37歳)→7代目1640~→(次の行)
8代目1680~→9代目1700~→→10代目1720~(1760年で40歳、『影の軍団II』の時代)→(次の行)
11代目1740~→12代目1760~→13代目1800~→14代目1820~(1853年黒船のとき33歳)→(次の行)
15代目1840~(1868年で28歳)→16代目1860~→17代目1880~→18代目1900~→(次の行)
19代目1920~(1972~74年の原作『人造人間キカイダー』連載当時52~54歳)→(次の行)
20代目1940~(1972~74年、『キカイダー』連載当時32~34歳)→(次の行)
21代目1960~(1970年で10歳、初期の『忍者ハットリくん』は1965年ごろに雑誌連載)→(次の行)
22代目1980~(2004年で24歳、『忍者ハットリくん』実写映画版放映)

 

 

『服部半蔵・影の軍団』の主人公は3代目服部半蔵とされるが、時代設定は家綱の時代なので、これでは6代目と解釋したほうがいい。おそらく1580年生まれの4代目を初代と解釋したか。
『影の軍団III』の多羅尾半蔵はこの第1作の服部半蔵とほぼ同世代であろうか。
また、この20年間隔では15代目の服部半蔵が幕末に成人であったことになり、作品の設定と一致する。
一方、これでは『人造人間キカイダー』の服部半平は年齢的に20代目がふさわしい。19代目では50代になるが、これは半平よりはドラマの光明寺博士の年齢にふさわしい。

 

 

次に4代目以降で1世代30年とすると、
4代目1580~
└→5代目1610~(1657年で47歳)→6代目1640~→7代目1670~→8代目1700~→(次の行)
9代目1730(1760年で30歳、『影の軍団II』の時代)~→10代目1760~→11代目1790~→(次の行)
12代目1820~(1853年黒船のとき33歳)→13代目1850~→14代目1880~→15代目1910~→(次の行)
16代目1940~(1972~74年、『キカイダー』連載当時32~34歳)→(次の行)
17代目1970~(2004年で34歳、『忍者ハットリくん』実写映画版放映)→18代目2000~

 

 

これだと、『服部半蔵・影の軍団』に登場した「3代目」は、実際、5代目になる。
『キカイダー』に登場した半平は16代目ということになる。
『必殺!5黄金の血』で服部半蔵の子孫が登場した。時代設定が1860年とすれば上記の1820年生まれ、1860年で40歳の服部半蔵がふさわしい。ちなみに「幕末の中村主水」もほぼ同世代と想われる。
また、これでは15代目が明治生まれになって、『影の軍団』の半蔵が15代目という設定と合わない。
また、1970年生まれの17代目は、『忍者ハットリくん』がカラーのアニメでリメイクされた80年代初めには10代にさしかかったことになり、80年代のハットリくんは、2004年のカラー実写映画の「大人のハットリくん」と同世代になる。

 

 

今度は間をとって1世代25年とする。
4代目1580~
└→5代目1605~→6代目1630~(1657年で27歳)→7代目1655~→8代目1680~→(次の行)
9代目1705~→10代目1730(1760年で30歳、『影の軍団II』の時代)→11代目1755~→(次の行)
12代目1780~→13代目1805~→14代目1830~(1853年で23歳)→15代目1855~→(次の行)
16代目1880~→17代目1905~→18代目1930~(1972~74年、『キカイダー』連載当時42~44歳)→(次の行)
19代目1955~(1965年で10歳、初期の『忍者ハットリくん』は1965年ごろに雑誌連載)→(次の行)
20代目1980~(2004年で24歳、『忍者ハットリくん』実写映画版放映)

 

 

これでは、『服部半蔵・影の軍団』の半蔵は5代目と6代目の間くらいになる。
この場合、服部半平は18代目が合いそうである。
なお、『空想歴史読本』によると、テレビドラマ版『キカイダー01』の舞台は1973~74年で、それは『キカイダー』の最終回でダークが滅んで3年後だったらしく、そうなると『キカイダー』の時代設定は1969~70年の可能性もあるらしい。すると、半平の年齢は39~40歳だったことになる。

 

 

今度は1860年当時、14代目が30歳で、『黄金の血』の服部はこの人物か。
また、これでは15代目は黒船来航当時、満2歳になってしまい、元号が明治になった時点で満13歳。余りにも若すぎる。25年間隔だと、幕末で成人だった半蔵は14代目がふさわしい。

 

 

藤子不二雄Ⓐと石森章太郎というトキワ荘世代の2人の漫画家が、ハットリカンゾウ(服部貫蔵)と服部半平という形で、いずれも服部半蔵の子孫を作品の登場させているのは偶然であろうか。

 

 

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