1988年度(昭和63年度)生まれ
2009年1月の新成人は2008年度で20歳だから1988年度生まれ。1988年4月2日から1989年4月1日生まれまでの世代だった。この学年は昭和63年度生まれだが、昭和63年生まれ、昭和64年生まれ、平成元年生まれを含んでいた。
1988年度生まれには福原愛、浅田舞、堀北真希、田中将大、斎藤佑樹がいるし、1989年1月3日生まれの内村航平もこの学年に含まれる。
柔道の中村美里は1989年4月28日生まれなので1989年度(平成元年度)生まれで、1学年「後輩」になる。
プロ野球の「88年会」が西暦を採用しているのは、昭和で「63年会」とすると昭和64年、平成元年の早生まれを含むので、わかりづらくなるからであろう。
『うる星やつら』では高校生時代の諸星あたるにとっての「10年後」が「昭和64年度」であったが、「昭和63年度」の次は「平成元年度」であって、「昭和64年度」はあり得ない。この近未来であたるの妻はしのぶだったが、この近未来は「なかったこと」になった可能性が高い。

 

1999年度(平成11年度)生まれ
卓球の平野美宇選手が西暦2000年生まれということでテレビで驚きの声が上がっている。そこで20世紀末に生まれた有名人を列挙してみた。
『崖の上のポニョ』の主題歌を歌った大橋のぞみは1999年生まれ。『ドラえもん・のび太と緑の巨人伝』でキー坊の声を担当した吉越拓矢(よしこしたくや)も1999年生まれ。テレビアニメ『ドラえもん』2008年6月27日放送「眠る海の王国」でジキム(ジャングル黒べえに似ている)の声を担当した澁谷武尊(しぶやたける)は2000年生まれ。
20世紀は一応、西暦2000年まで。21世紀は2001年からである。

 

1999年(平成11年)と2000年(平成12年)
大橋のぞみが1999年生まれということは余り強調されなかったのに、平野選手が生まれた2000年については「ついこの間じゃないか」というような感想が出ることが多い。これは上の二桁が1900年代か2000年代かによる印象の違いも大きく作用しているだろう。
西暦2005年ごろからスポーツと藝能ではすでに1990年代生まれが多く活躍している。しかし、2000年代生まれはまだ少数だ。たった1年の差でも時代の印象が大きく異なる。

 

1999年だと90年代、あるいは20世紀の終盤という、前の時代の終わりというイメージだが、西暦2000年以降になると、2000年代に突入してから9年たっても「西暦2000年は最近」という感覚になるのだ。
「1990年代」「2000年代」という時代の区切りが、年月の長さの捉(とら)え方にも影響しているようだ。
最近では五輪出場選手、毎年の甲子園大会出場選手、成人の日の新成人などで平成生まれが多数になりつつあることが、時代の流れとしてメディアで強調されている。

 

平成二桁生まれ(1998年以降に生まれた世代)
福原愛は1988年=昭和63年生まれであり、福原愛が8歳だったのは1996年、10歳だったのは1998年である。平成10年は1998年であるから、1998年以降に生まれた世代は平成二桁世代。
最近、話題の小学生演歌歌手は1998年生まれらしい。
1998年に生まれた人は西暦2009年で11歳。『新・のび太の宇宙開拓史』が公開される西暦2009年におけるのび太は、2008年の誕生日で11歳であれば、98年生まれである。
平成10年代は平成10年(=西暦1998年)から平成19年(=西暦2007年)まで。

 

フジテレビのドラマ『1リットルの涙』で主人公・池内亜也の2番目の妹・理加は第1話で5歳とすれば、おおよそ、西暦2000年頃に生まれたことになる。池内亜也は1989年生まれなので、池内理加が池内亜也より20歳年下であれば、池内理加は1999年生まれであろう。

 

教育法
平野美宇選手の名前はスペースシャトル・エンデバーにちなんだ「美しい宇宙」を意味するものらしい。そして、卓球は母親が卓球教室を開いていたことの影響らしい。
ここで『巨人の星』の異様なストーリー展開の原因を考えるヒントが、また出てくる。
星一徹は自分で野球教室を開くわけでもなく、工事現場の仕事をしながら飛雄馬に野球を教えていた。これでは飛雄馬の野球人生がゆがんだものになったのも当然。
もし、星一徹が飛雄馬に野球をやれなどとは言わず、自主的に少年野球チームの監督をやっていれば、飛雄馬は自主的に野球をやっていただろう。
└→一筆啓上、市松と星一徹から考える教育論
└→『ドラえもん』における1990年代

 

補足
絢香と安藤美姫が誕生日が同じ1987年12月18日ということで親交が深まったらしいが、田中将大と福原愛も同じ1988年11月1日生まれで、同じ誕生日である。斎藤佑樹は6月6日生まれなので、同世代の北京五輪組2名とは5箇月と5日違う。早稲田組では福原愛が約5箇月年下で、斉藤祐樹が約5箇月年上。

 

田中将大のファンを自称している高校生投手・吉田えりは1992年生まれだが、早生まれなので91年度生まれの学年になる。藝能界で成海璃子は92年生まれで、92年度生まれでもあるので吉田投手より1年後輩。成海とテレビCMで共演していた志田未来は93年生まれで、かつ93年度生まれなので、さらに1年後輩である。
スポーツニュースで吉田えりの話題になると、『野球狂の詩』のアニメのOP(堀江美都子のスキャット)がかかることが多い。

 

2009年の大河『天地人』で直江兼續(なほえかねつぐ)の少年時代を演じた加藤清史郎は2001年生まれである。

 

平成24年tw

/@kyojitsurekishi/

「うる星やつら」文庫第1巻の「PART-13系図」であたるが10年後の世界に行くと級友たちが同窓会をしており、黒板に「昭和64年度一年四組同窓会」とある。しかし「昭和64年度」は存在せず、該当するのは「平成元年度」である。

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平成21年1月

 

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