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68年夏の球宴~秋メキシコ五輪68年日本シリーズ、68年12月、69年・年明け~自主トレ

12/25を境にクリスマスを忘れ、「和」に急変する変な日本人

星飛雄馬のクリスマスパーティー
アニメの『巨人の星』で、星飛雄馬がクリスマスパーティーを企画し、招待した人が誰も来なかったので大暴れした有名な場面がある。
これは1969年12月27日放送の第92話「折り合わぬ契約」で、作中で描かれたのは放送当時からほぼ1年さかのぼった1968年のクリスマスイブである。
2008年の東京MXテレビでは8月19日に放送。
Google 巨人の星 クリスマス

 

もちろん、原作にない話だが、サブタイトルにあるように、1968年秋の契約更改で、星飛雄馬が球団側の提示した6割アップを不足とし、倍増を希望して更改を拒否していた時期の話(下注釋)。

 

原作でこの話の前後に相当するのは、KC11巻、文庫7巻の「契約更改」で、伴が契約書にサインし、星が契約更改を拒否したあと、巷がクリスマスムード一色になって、星と伴が道路を歩いていると星が「ひとりで歩きたい」と言い出し、離れていく星を見る伴が「なにやら新しい嵐が星の心に吹きはじめている‥‥!」と考える場面。
そのあと、星と球団側の再度の話し合いが物別れに終わり、星が契約未更改のまま、年を越したところが原作では1コマの中の新聞の見出し(絵は新聞印刷場面)で紹介されたが、アニメではそこが「星飛雄馬のクリスマスパーティー」という形になった。

 

KC11巻-2・文庫7巻-1――――――-アニメ
「ようこそカージナルス」――――――第88話「野球ロボット・オズマ」話は68年秋(69年11/29放送)
「因縁の決闘」――――――――――第89話「不吉の背番号13」(69年12/6放送)
(「契約更改」で回想)―――――――第90話「ロボット対人形」(69年12/13放送)
(飛雄馬入院中追加エピソード)――-第91話「栄光のピッチング・沢村栄治物語」(69年12/20放送)      
「契約更改」―――――――――-┬-第92話「折り合わぬ契約」話は68年聖誕祭まで(69年12/27放送)
――――――――――――――-└-第93話「新しい年のはじまり」話は69年年明け(70年1/3放送)
「野球人形」―――――――――――第94話「飛び立つ星」一徹巨人二軍コーチ就任拒否(70年1/10放送)

 

柳田理科雄が『空想科学読本6.5』で、このときの飛雄馬が金額にしていくら消費(浪費)したか、計算している。
└→星飛雄馬のクリスマスパーティーについて補足

 

T-CupBlog>1968年

 

 

前後一覧
2008年10/2前後 10/4前後 11/6 12/20

 

関連語句
アニメ『巨人の星』第 1968年 クリスマス(タイトル検索)
折り合わぬ契約 [1] [2](内容検索)
飛雄馬 クリスマス

注釋
この倍増は1年後、消える魔球を開發したあとの69年秋に実現する。しかも68年秋からの6割増を69年秋に倍増にしたので、總計3.2倍である。監督の命令に逆らって失踪を繰り返した飛雄馬が高給取りでは他の選手も不満であろう。3年で辞めてよかったとは言える。
└→T-CupBlog>星飛雄馬左腕時代のカレンダー

参照
1969年『巨人の星』放送年月日
『巨人の星』KC6~12、文庫4~7&アニメ(入団後~日高美奈編)
スポーツ全般、梶原vs水島他(2008年12月)