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○小学館ドラえもんルーム編『ド・ラ・カルト(do:ra:carte)』(小学館文庫、1998年)

 

『ドラえもん』に関してはこれが非常に参考になった。
作品そのものの歴史をまとめた年表もある。
もともと、ドラミが主役の話では、人間のほうのキャラクターで『ドラえもん』本編の人物(のび太、静香、ジャイアン、スネ夫)と似ていながら違うキャラクターを配置しており、スネ夫の代わりにズル木がいる点など、細かい疑問が解ける。
野比家の系譜、のび太の祖先もわかりやすく、最古の祖先が石器時代に確認できることも触れられている。
貴重なのは、日テレ版アニメで採用されながら、単行本に収録されなかったガチャ子や、第1話および最終話の単行本未収録作品の一部が掲載されていること。

 

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書籍資料>ドラえもん、巨人の星、ドカベン
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○『FLASH』2007年6/19号、No.963(光文社)

 

田嶋・T・安恵という男が作った『ドラえもん』のニセモノの最終回を縮小サイズで1ページに収録。
└→雑誌、新聞、文庫、単行本など

 

小学館からてんとう虫コミックスで出ているホンモノの単行本の場合、例えば「タイムマシンがなくなった!!」と「のら犬・イチの国」を収録した22巻で全16話収録、「ハリーのしっぽ」「さらばキー坊」収録の33巻であれば全17話収録で、いずれも1冊390圓+税、税込み410圓である。

 

一方、この田嶋某のニセモノはたった1話で500圓。内容は藤子・F・不二雄が他界した直後に雑誌の立ち読みで活字を通して知っているもので、500圓を拂って読む価値のないもの。
盗作が問題化したあとに出たこの『FLASH』で読めば本体343圓、税込み360圓であり、てんコミより安く買える。

 

このニセモノは確かに絵の外見だけはホンモノそっくりであるが、内容が『ドラえもん』のテーマを理解していない駄作である。しかも、もし、ホンモノの最終回であれば、こんな単行本もどきの同人誌では出ないで、小学館の『コロコロコミック』に掲載されるはずだし、テレビ朝日、シンエイ動画から正式な作品として映画の1本でも出るはずだ。そうならないということは、内容が藤子プロに認可されていない証据である。
それでもホンモノと勘違いしてしまう人がいるのは、『ドラえもん』の大ヒット故であろう。

 

声優交代も含め、『ドラえもん』は何度もメディアで話題になっているが、1950年代か、またはそれより前に生まれた世代は『ドラえもん』を読んだことがないようで、テレビで話題になっても低次元なコメントしかできないのだろう。今からでも少し、読んでみたらどうか。
└→2005年――『1リットルの涙』、偽『ドラえもん』最終回について

 

YouTube上で田嶋某のニセモノがご丁寧に翻譯までされて配信されているらしい。これではなおさら500圓も拂って買う意味はなかったわけだ。
└→假的“機器猫結局”畢竟是假的

 

北村ヂンさん (@punxjk) / Twitter

ドラえもんのデザインについて。コレは知らなかったなー。

午後11:00 · 2018年10月24日

引用ツイート / Twitter

 

#ドラえもん〕 

『ド・ラ・カルト(do:ra:carte)』31ページによると、「ドラえもんに耳が無い理由」について、藤子・F・不二雄氏は「ネコをまともに描いちゃうと巨大な化けネコみたいになって恐いんです」と言っていたらしい。

午後0:27 · 2018年11月20日

 

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前後一覧
2008年12/13~17 12/17

 

関連語句
ド・ラ・カルト(タイトル) ド・ラ・カルト(内容)
田嶋 最終回 同人誌

参照