『うる星やつら』

諸星あたるは何年生まれか
「星座はめぐる」で、しのぶが『てんびん座1980年星占い』という本を観ている。また、「春のうららの落第教室」で諸星あたる、面堂、しのぶらのクラスは2年4組とわかる。
Wikipedia 諸星あたる特徴・設定によると、諸星あたるは4月13日の金曜日、佛滅に生まれた。4月13日生まれであれば、年度の初めに生まれたので、高校2年の1学期で17歳の誕生日を迎えたことになる。
もし、あたるが1980年度で17歳であれば、1963年生まれ。
すると、1963年は1974年と同様、火曜日から始まる平年で、4月13日は土曜日であり、金曜日という設定と食い違う。
その前の1962年の4月13日は金曜日だったようだ。

 

1963年で13日が金曜日だったのは9月と12月である。あたるは「牡羊座」であるから、9月生まれ(天秤座)や12月生まれ(山羊座)ということはありえない。

 

月ごとの上旬で比べると、平年では元日と2月5日、3月5日、4月2日、5月7日が同じ曜日。
閏年では元日と2月5日、3月4日、4月1日、5月6日が同じ曜日。
それぞれの月では、日の数に7を足せば、同じ曜日の日になる。

 

4月13日が金曜日だと、その前の週では4月6日が金曜であるから、4月1日は日曜日で、次の4月2日は月曜。その場合、平年では元日が4月2日と同じ月曜日で、閏年では元日が4月1日と同じ日曜日。

 

したがって、4月13日が金曜日なのは以下の2とおり。
元日が月曜である平年→最近は2007年、この次は2018年
元日が日曜である閏年→最近は1984年、この次は2012年

 

このうち、諸星あたるが生まれた年である可能性が高いのは、「月曜から始まる平年」である1962年になる。その次は1973年であり、この年に生まれた人物は1990年で17歳。すでに作品は終わったあとである。
日曜日から始まる閏年の場合、1956年から1984年までの28年間、存在せず、1960年代と70年代には相当する年がない。

 

1962年は月曜から始まる平年であり、4月13日は佛滅かどうかはさだかではないが、金曜日である。
この場合、1980年度で高3になる。高2だったのは1979年度。これは79年4月から80年3月まで。
「星座はめぐる」が高2の1学期であれば、しのぶは翌年の星占いの本を読んでいたことになり、高2の3学期であれば、1980年というのも納得できるが、その場合、1学期の春を舞台にした「なみだの日記」と時期が合わなくなる。

 

1979年から80年までは『3年B組金八先生』の第1作が放送されたときで、その初代3年B組の生徒役の多くは79年度で15歳、つまり、1964年度生まれであった。初代3Bは80年度で高1。
あたる、面堂、しのぶは初代3Bより1年~2年先輩に相当する。

 

750ライダー』のように「毎年高校2年生」として、毎年、生まれた年度が1年づつ、ずれていた可能性がある。
また、「1962年生まれで、高2だった1979年度が舞台」という話を1978年から87年まで、毎年、リメイクしながら作り直していたという解釋もできる。
└→諸星あたる年齢変遷(Y!Blog→AmebaBlog

 

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