○神拳寺
日本の漫画では中国大陸は料理または拳法の達人がいる場所であり、『魁!!男塾』では様々な拳法が紹介され、中国拳法の發祥の地は「神拳寺」で、そのトップは「拳皇(けんのう)」だった。
『魁!!男塾』に出てくる中国代表は清朝以前のような髪型、服装をしており、梁山泊十六傑も登場した。
『魁!!男塾』ではエジプト代表は古代エジプト人のようないでたちで、ギリシャ代表もギリシア神話の神々のような戦士だった。『リングにかけろ』のギリシャ代表もオリオンやビーナスなど、神話、星座の世界である。

 

 

少林寺
少林寺拳法で有名。
Wikipedia 中国武術を参照。

 

 

 

 

○呪泉郷(Zhouquanxiang)
『らんま1/2』では早乙女乱馬と彼の父親が中国に渡り(アニメでは泳いで)、青海省バヤンカラ山脈拳精山の呪泉郷で修業。
熊猫溺泉(Xiongmao-ni-quan)は2000年前、パンダが溺れたという傳説があり、乱馬の父親がそこに落下し、冷水をかぶるとパンダになり、温水をかぶると人間に戻る体質になった。
そして、娘溺泉(Niang-ni-quan)は1500年前に若いむすめが溺れたという傳説があり、乱馬はそこに落ちて、冷水をかぶると少女になり、温水をかぶると男に戻る体質になった。
らんまは女の姿で冷水をあびても男に戻らないが、冷水と温水の温度の境目が不明。
柳田理科雄が『空想科学[漫画]読本4』で生物学的に検証している。

 

 

 

 

修羅の国
『北斗の拳』のケンシロウの故郷らしいが、『蒼天の拳』では日本生まれになっている。北斗宗家の人たちは梵語の呪文を使う。修羅の国は北斗神拳が創られた場所でもあるが、日本につたわったのは中国かららしい。まるで佛教がインドからシナ、朝鮮を経由して日本に傳来したようなものだ。
カイオウとヒョウが修羅の国に残り、ラオウ、トキ、ケンシロウが海を超え、リュウケンのもとに渡った。もし、祖先が同じなら、北斗宗家の姉妹・オウカとシュメの子孫で、オウカの息子・リュウオウの子孫がカイオウ、ラオウ、サヤカで、シュメの息子・シュケンの子孫がヒョウとケンシロウになるが、あくま推測。
北斗も南斗も拳を極めたものが傳承するはずが、いつのまにか血統主義になり、ユリアがジュウザ、リュウガという2名の兄をさしおいて南斗の六聖拳の将になったのも血統で子供のころから決まっていたらしい。
1991X年(下注釋)の核戦争で多くの海は枯れたが、日本と修羅の国の間の海は残った。地球全体を見るとどうなっているのだろうか。海が枯れて海底がむき出しになった部分は「廣い陸」になったのであり、残った海との間は海岸になっていたはずだ。
ケンシロウとバット、リンが出会った場所が日本、それも関東地方らしいあることは、バットの台詞からわかる。しかも、聖徳太子の一万圓札が使われていたらしい。貨幣制度は破綻したが、のちの「ジュドル」という貨幣が流通。
└→Wikipedia 架空の通貨一覧
帝都ではリンとバットの人相書きが出回っていたが、リンは天帝ルイと瓜二つの双子の妹。政府の関係者はどう考えていたのだろうか。
ラオウは拳王を名乗っていた。一方、「拳皇(けんのう)」もいたらしい。
└→国、地域、星III

 

 

 

 

前後一覧
2008年11/19

 

 

 

 

関連語句
【地理】 国、地域、星

注釋
ちなみに「199X」は「千九百九十X」のことだが、これは数学的には「1990+X」と表現されるのが普通で、「199X」だと「199」と「X」の掛け算になってしまう。

参照
スポーツ全般、梶原vs水島他(2008年11月)
2008年11月