『魔法の天使クリィミーマミ』はスタジオぴえろ作の魔法少女シリーズ第1作。
しかし、これは『さすらいの太陽』『アイドル伝説えり子』、あるいは『のだめカンタービレ』のような藝能界または音楽界アニメと解釋してもいいだろう。
ただ、東京12チャンネルの『ピンクレディー物語』のような、単なるサクセス・ストーリーではなく、美空ひばりや李香蘭やテレサ・テンを別人が演じた実写ドラマとも違う。
『クリィミーマミ』の場合、主題歌と主人公の声は両方とも太田貴子が担当したので、主人公が歌いだすと声が一変することはない。その代わり、主人公はあくまで森沢優とクリィミーマミという架空の少女である。

 

一方、『アイドル伝説えり子』と『アイドル天使ようこそようこ』ではいずれも『マミ』とは事情が違う。
『えり子』の場合、田村英里子が主題歌を歌い、主人公の名も「田村えり子」である。主人公が「森沢優」や「クリィミーマミ」のような独自のキャラでないところが『マミ』と違うし、何より魔法が出てこない。主人公が歌手になるにしても実年齢のままである。
『クリィミーマミ』では、決して太田貴子本人を「太田たか子」のようにキャラクターにしたわけではない。

 

一方、太田貴子が主題歌と主人公の声を担当したのと違い、アニメのえり子の声は台詞と歌で異なり、台詞では矢島晶子が担当し、歌の場面だけに田村英里子の声が当てられた。
『ようこ』の場合も主人公が歌手と同じ名前でありまがら、台詞のときの声優が違う。
主題歌を田中陽子が歌い、主人公は「田中ようこ」であり、「ようこ」は「陽子」であり、自己紹介でも「『よう』は『太陽』の『陽』です」と名乗っていた。そして、ようこの台詞はかないみかが担当した。
そればかりでなく、本来、田中陽子の持ち歌である本作品の主題歌、挿入歌が作中でかないみかの歌で流れていたりして、田中陽子はほとんど、主人公の名前とOPおよびエンディングの歌、本編の終わりの「ヨッキュンコーナー」出演のみという位置づけになっていた。

 

つまり、主人公と主題歌歌手が同じ名前で、なおかつ、歌手が主人公の声を台詞から歌まですべて担当しているアニメはごくマイナーなものを除くと存在しないようだ。
アニメの「えり子」と「ようこ」も実際の田村英里子や田中陽子とは台詞の声も異なるし、多少、違ったキャラクターになっている。

 

そこが魔法こそなくても独自の世界を作り出している所以である。

 

「デリケートに好きして」の「好きして」について↓
T-CupBlog>1983年~84年――クリィミーマミ>コメント

 

 

「ようこそようこ」のようこさんにとってクリィミーマミさんは大先輩でしょうが、森沢優ちゃんは「春陽のパッセージ」の田中陽子さんとほぼ同い年なんですよね。

 

 

 

モーニング娘の「モーニングコーヒー」で「♪モーニングコーヒー飲もうよ、二人で」が「恥ずかしい」台詞とされているが、それなら太田貴子さんの「パジャマのままで」の「♪パジャマのままで貴方とモーニングコーヒー飲みたい」という歌詞も結構「恥ずかしい」歌詞になるだろう。もっとも「パジャマのままで」は10歳の小学生時代の森沢優ちゃんの台詞だから可愛らしいだけなのだろう。

ポメ@ぽめ@pome777

♪パジャマのままで あなたと モーニングコーヒー飲みたい♪ ♪パジャマのままで あなたと おはようキッスをしてみたい♪ クリィミーマミの有名なED曲だけど・・・。 子どもの頃は気にせず歌ってたけど、よくよく考えると子ども向け番組の曲としては、意味深すぎてまずいよねw

午前6:32 · 2013年5月26日

 

返信先:@pome777さん

「クリィミーマミ」放送当時「パジャマのままで」の歌詞を聞いて「いいのかな」と思ったものです。途中で「LOVEさりげなく」になってこっちを主に聞いてました。モーニング娘の「モーニングコーヒー」では「♪モーニングコーヒー飲もうよ」が歌の中でも「恥ずかしい」台詞でした。

午後0:08 · 2013年5月26日

 

2018年11月21日、『徹子の部屋』、今陽子がゲスト。

 

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