全盲装った詐欺師に裁判官が「下手な芝居はよしなさい」。
『遠山の金さん』のような話である。

小室哲哉の曲がラヂオのリクエスト禁止、ネット配信も中止になり、globe のCDも發賣中止となった。
ネット配信やラヂオ以外でもCDを買えば聴けるから、大した問題ではないが、確かに過剰反応である。

特に、これから出るCDを自粛するのは歌手やミュージシャンの仕事を無意味にするわけで、安易にすべきことではない。
「Chase the Chance」や「EZ DO DANCE」の globe バージョンが聴きたかった。

森進一が川内康範の遺族と話し合い、「おふくろさん」解禁。
「和解」と報道されるが、遺族側は「和解」と考えていないらしい。
見方によって違う。戦争が「侵略」かどうかも同じだ。

日本の民主党は田母神氏の招致を条件に新テロ法採決に協力するらしい。
ますます、魔女狩りかガリレオ裁判か踏み絵に近づいてきた。

産経の投書欄で田母神氏の論文を野党が「政争の具」にしていることへの批判があった。
田母神氏には招致されても考えを曲げることなく、堂々と、あの論文の主張を貫いてほしい。
そもそも、政府と自民党のほうが田母神氏を更迭し、厄介もの扱いしているのだから。
もし、田母神氏が保身のため意見を曲げても、それは本心ではなかろう。

人間が語る歴史認識など、本音と嘘が混ざるものだ。

訴訟が始ったり、辯護士が入ると、突然、言うことが変わる人は多い。
裁判制度は嘘つきを増産する。

むしろ、「立場を考えて」本心を言えない状況を作るほうが非民主的である。
「村山談話」のファシズムの元凶である村山富市も、社民党党首から總理大臣になった途端、国会では「自衛隊は合憲」と言わざるを得なかった。土井たか子が議長だったときである。

政治家であれ、官僚であれ、制服組であれ、立場を考えて当たり障りのない答辯になってそれでいいのであろうか。
昔戦争を嫌がっていた人が「立場を考えて」戦争賛成を口にして「天皇陛下万歳」と言っていたのと同じことになる。



マスコミが田母神氏にインタビューをせず、批判者の意見だけを集めたり、些細な周辺記事を載せたりしているのは、まことに安易である。

2008年11月18日。朝8:00


君が代を拒否した人が思想・信条の自由を主張しているが、論文募集に応募した自衛官の人数をマスコミが一々、取り上げるのも、思想・信条の自由を侵害してはいないか。そういう調査は君が代斉唱で起立しなかった人を調べる個人情報と同類だろう。

2008年11月18日、朝8:02


もし、「政府見解と異なる自衛官の論文」が、例えば格差社会について政府を批判するものだったり、自衛隊のイラク派遣を批判するものだったり、君が代斉唱の義務化を批判するようなものだったら、朝日新聞や野党は更迭を支持するのかね。逆に政府見解が「戦争をすべきだ」というものだったら、軍人は反対してはいけないのだろうか。

2008年11月18日、朝8:05


文科省が「国歌斉唱で起立するのは当然」と言った。もっともだ。もし、空幕長が政府の方針に逆らって出した論文が「国歌が嫌な人は立たなくていい。国歌を嫌がる思想・信条を認めるべし」だったら、どうなのか。もし、自衛隊の人が書いた論文が「イラク戦争は間違いだった」だったら、やはり更迭されただろう。『SAPIO』では論文に同意しながらも「空幕長は辞表を書いてから論文を出すべきだった」とある。すると学校での国歌斉唱に抗議する教師は辞表を出してから抗議すべきだった。この連中は解雇されても怒って訴訟を起こし、カネをふんだくろうとしている。根性がない。

2008年11月18日、朝15:10