ジオン公国
言うまでもなく『機動戦士ガンダム』に登場する国家で、地球とスペースコロニーによる世界が地球連邦で統一されたあと、サイド3のコロニーが独立宣言をした。時代は宇宙世紀で西暦のいつになるかは不明。
サイド6はジオン軍にも連邦軍にもくみしない中立を宣言しており、平和主義としては妥当だが、これが事実上、ジオンに続く第2の「連邦からの独立」を意味していたかどうか、微妙である。
『機動戦士ガンダム00』では2307年の地球の各国が3つの勢力まで統合されているらしい。国家統一とはすなわち「侵略」とされるもので、世界を一つにしたら独立運動が起きるのは当然。朝鮮が日本と一つになることを拒んだ経緯もある。
ただ、「独立」だろうと、「反独立」だろうと表現手段が戦争やコロニー落としやテロであれば、多くの血が流れることには変わりはない。

 

○イスカンダル、ガミラス、大マゼラン星雲
『宇宙戦艦ヤマト』に登場。大マゼラン星雲は銀河系から20万光年ほど離れているらしいが、『ヤマト』では松本零士氏が「14万8000光年」と設定。
ガミラスが人工太陽を作ったが、近くの惑星では植物が地表からUターンして、地熱を求めて地面に伸びていた。それなら地表だけで伸びればいいはずだ。
イスカンダルはガミラス星の壊滅により暴走し、敵を対すため爆發。デスラーはガミラス星で土木作業をしていた異星人を「許さぬ、我が母なる星を傷つけるとは」と言って、警告もせず攻撃した。これは無人島だった島の領有権という問題を含んでいる。
ガミラス星は壊滅するが、デスラーはガルマン・ガミラス帝国を建国。ガミラス星人は放射性の大気の中でないと生きられなかったはずで、地球を遊星爆弾で核攻撃したのもそのためだったが、いつのまにか真空でも平気になった。古代進と森雪をガルマン・ガミラスに招待したときは、デスラーも古代と森雪もヘルメットなしで、普通に大気の中にいたように想う。

 

白色彗星の帝国
アラレは月を破壊し、ピッコロは月を消したが、『さらば宇宙戦艦ヤマト』でも白色彗星の本体だった巨大戦艦が月を破壊したように見えた。

 

○マゾーン
『宇宙海賊キャプテンハーロック』に出てくる異星人で、人間に似ているが植物からできた身体を持つ。
西暦2977年、地球に黒い球体を撃ち込んだ。
『ドラえもん』の「さらばキー坊」では植物が進化した知的生物に住む星があり、のび太の少年時代から100年後に地球の環境破壊が進んでいたら地球の植物をすべて没収すると言っていた。
「さらばキー坊」はてんコミ第33巻収録で「ハリーのしっぽ」と同様、1985年の作品とすると、100年後の起源が2085年まで。原作第1話が1970年1月の話だったことからのび太の少年時代を1970年行こうとすると100年後は2070年から2085年までになる。

 

○アンドロメダ星雲
SFではよく題材になる。『銀河鉄道999』では機械化母星がメーテル。
銀河鉄道は宮澤賢治の『銀河鉄道の夜』でも有名だが、『ドラえもん』でも「天の川鉄道」が出てくる。

 

M78星雲、光の国(ウルトラの星)
ウルトラマンの故郷である。ウルトラシリーズでは恒星と惑星が混同されており、地球から夜空に光って見えるのは恒星なのに、「ウルトラの星がある太陽系の恒星」ではなく「ウルトラの星」自体が光って、その姿が地球人の目に届くようになっている。
エースキラーがウルトラ兄弟を一度は倒したゴルゴタ星という星もある。
内山まもるの描いたウルトラシリーズの漫画では、ウルトラマンAはこの星でエースキラーに化けたジャッカルに倒された。
ジャッカルの星はもともとはジャッカル軍団が奪い取った星。ジャッカルはウルトラマンキングに敗れ、ブラックホールに追放されたが、生還し、ウルトラ兄弟に復讐。ウルトラの星がジャッカルによって壊滅するが、少なくともゾフィーと母を含む28人衆が生き残り、アンドロメダ星雲支部体長のメロスも加勢。キングによってセブンを含むウルトラ兄弟が蘇生し(ただ、レオとアストラが復活したかどうかは不明)、ジャッカルを倒した。ジャッカル軍団の生き残りも最終的にウルトラ軍団に倒された模様。
内山まもるのウルトラシリーズには復活したナックル星人による復讐劇もあり、壮絶な戦いの末、レオが生き残った。
別の漫画家が描いたウルトラシリーズの漫画では、空を飛べて光線を出せるウルトラ一族が宇宙戦艦を使っていた。かたおか徹治・作画の『ウルトラ兄弟物語』だろうか。
アニメの『ザ☆ウルトラマン』と同様、『宇宙戦艦ヤマト』の影響がみられる。

 

○ネビュラの星
スペクトルマンの故郷らしいが、インターネットの動画投稿サイトでOP映像を観たら「ネヴィラ」とある。ここでは他の複数の資料にしたがい、「ネビュラ」とする。
昼、夜を問わず、1日中いつでも見える星。スペクトルマンは日頃、地球で地球人の姿をしており、怪獣と戦うとき、この星を観て変身の許可をもらわないと変身できない。
柳田理科雄が『空想科学読本5』で検証している。
└→空想科学シリーズ・補足I

 

『スターウォーズ』の世界
柳田理科雄が『空想科学読本3』で白色彗星帝国とともに、『スターウォーズ』の巨大戦艦について検証している。

 

○巨人の星または星座
└→「巨人の星」はどの星か