●「アニメ基準」
【1961年度】山田世代誕生(――ドカベン香川伸行誕生)
(【1961年度】――――――――岩崎良美と松田聖子誕生。松田聖子は62年の早生まれ)
【1976年度】山田世代中3――王貞治715号HR
(【1976年】――緒方勉の地元・いわき市の炭鑛閉山)
【1977年度】山田世代高1――王貞治756号HR
【1978年度】山田世代高2(アニメはこの年度の夏まで)
【1979年度】山田世代高3
【1980年度】山田世代プロ入り(――香川伸行が79年ドラフトから南海に入団、89年まで現役)
(【1980年度】―――――――――-岩崎良美と松田聖子が歌手デビュー)

 

《根据となる時代設定》
おそらく山田、岩鬼が鷹丘中学3年だったとき、王貞治が通算715号のHRを打ち、“Babe”Ruthの714本を抜いた。これは1976年10月11日のことである。
第15話「おーよ!ピッチャーで四番ズラか?」が、ネット上のその他DVD紹介HPなどでは「王選手715号ホームラン!」になっていることがある。東京MXテレビの紹介ページでもそうだった。
└→『ドカベン』生誕~鷹丘中学
また、のちにスーパースターズで同僚となるクリーンハイスクールのハリー・フォアマンは、王が756号を打ってアンク・アーロンの記録を抜いたことへのかたき討ちとして来日し、クリーンに入学(轉校か)したことになっている。
王貞治の756号は1977年9月3日。
明訓とクリーンの対戦は、山田世代にとっての高校2年春の選抜をかけた関東大会準決勝でのことであり、山田が記憶喪失になり、病院を抜け出して銚子球場に駆け付けた試合であった。
つまり、山田世代は76年度で中学3年、77年度で高校1年、78年度で高校2年、79年度で高校3年である。

 

高2春選抜の対土佐丸戦で岩鬼が眼鏡をかけて打ったとき、岩鬼はベースを駆け抜けながら円広志の「夢想花」の一部分を歌っていた。これは78年のヒット曲である。

 

もっとも、「夢想花」が發賣されたのが1978年の11月21日であることを考えると、岩鬼が春の選抜でこれを歌ったのは79年春とも考えられ、すると、アニメは「弁慶高校基準」と同じ時代設定であるという解釋もできる。

 

高2夏の予選の前後、殿馬の乗った国際線の旅客機がハイジャックに遭遇。1978年開港の成田空港に着陸した。

 

《山田世代は何年度生まれか》
逆算すると山田世代が生まれたのは1961年度。
山田太郎は1961年5月5日生まれ、岩鬼正美は1962年4月1日生まれ。
歌手の岩崎良美、松田聖子(62年早生まれ)と同学年。

 

《山田世代の球歴》
高校1年の夏休みの時期、山田世代が緒方勉と夏の甲子園決勝で対戦したのは1977年で、76年の廃坑の翌年ということになる。

 

山田世代が高校1年の2学期を迎えた77年秋のドラフトで、江川学院の名前のもとになった江川卓がクラウンライターライオンズから指名されたが、江川は入団を拒否し、渡米。
直後の78年正月には、星飛雄馬がハワイで江川に間違えられていた。この年明けの時期、山田世代は高校1年の冬休みだった。

 

山田世代高校2年、甲子園での春の選抜のとき、明訓は江川学院と対戦。これは78年の春のこと。
この山田世代は79年秋のドラフトで指名され、1980年春からプロ入りしたことになる。
岩崎良美と松田聖子は1980年に歌手デビューした。

 

《サチ子の場合》
山田太郎より9歳年下だと1970年生まれで、8歳年下だと69年生まれ。
サチ子が太郎より学年で8年下、年齢で9歳年下となるとサチ子は早生まれになる。
└→山田サチ子と山田太郎の年齢差

 

《土井垣の場合》
山田世代より2年先輩なので、1959年度生まれ。1966年度から71年度が小学校(72年3月卒)。72年度から74年度が中学(75年3月卒)、75年度から77年度が高校(78年3月卒)。
└→土井垣将年齢変遷

 

《他の基準での1976年度と77年度》
この時期の山田世代は「明訓入学基準」で高3~プロ1年目、「いわき東基準」で高1~高2、「土井垣プロ入り基準」では中2~中3、「『大甲子園』基準」では小3~小4、「『プロ野球編』基準」では0歳~1歳。

 

《他の基準での山田世代中3と明訓入学》
山田が鷹丘中学3年生だったのは「明訓入学基準」では73年度で、73年は川上V9最終年。「いわき東基準」では
75年度で長嶋監督1年目。「『大甲子園』基準」では82年度で、藤田巨人の時代であり、すでに王は現役を引退して助監督になっていた。「『プロ野球編』基準」では91年度で、やはり藤田巨人時代。王は巨人監督を辞めてからダイエーの監督になるまでの間で野球解説者の時期。
明訓入学に関しては「明訓入学基準」を参照。「土井垣プロ入り基準」では王が756号を打った77年度が山田世代の中3の時代になる。

 

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