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『西遊記』の三蔵法師・玄奘は629年に長安を経ち、「ドラえもん」では翌年630年に玄奘が火焰山(=火焔山)附近でドラえもん、のび太一行と遭遇しています。
//wadaphoto.jp/kikou/siru4.htm
『タイムボカン』に登場した玄奘はアル・カポネの子孫・アル・カモネの変装によるニセモノでした。

 

『西遊記』では長安を発って間もない頃(夏目雅子・堺正章版では悟空弟子入り後で長安から200里離れた時点)、烏巣禅師(演:ハナ肇)が玄奘に経を渡し、これが今に残る「般若心経」でした。劇中、夏目雅子も途中まで暗唱しています。

 

ちなみに『ドラえもん』では弥生時代、(西暦115年頃か)、日本に出現したヤマタノオロチ(八岐大蛇)を回収したのもドラえもんとのび太(神話ではスサノオノミコト=須佐之男命が退治)です。

 

また、天界を荒らしまわった孫悟空が釋迦の手の平から出られず、五行山に幽閉された有名な話は、取経の旅の開始(西暦629年)から500年前なので西暦129年、最所の年を「500年」の勘定に入れたとすると西暦130年頃になります。

 

その間、土地神が悟空に小さい鉄球を食わせ、銅の煮汁を飲ませ、これが悟空の「食事」でした。日テレ堺正章版では土地神は3年に1度出現し、最後が西暦629年だったので、逆算すると最所の「食事」は西暦131年になります。

 

八岐大蛇と五行山、いずれも後漢(=東漢)の時代です。
悟空が拘禁されていた500年間、人間界は荒れて乱世になりましたが、実際の歴史では漢が滅亡して『三国志』の時代に入り、晋から南北朝、隋、唐という王朝の盛衰が目まぐるしい時代でした。

 

追加
『パタリロ西遊記!』では孫悟空が山に封じ込められてから500年たって大唐国の話になるなど、原作に忠実なところが多いが、その500年間にベルリンの壁崩壊(1989年)、ソ連解体(1991年)があったことになっており、時代設定は20世紀の可能性もある。
2009年1月20日

 

@kyojitsurekishi

孫悟空が釋迦の掌から抜け出せず五行山に封じ込められたのはいつか。三蔵が悟空と出会ったのは629年なのでそれから500年前は129年又は130年頃。その後、悟空は後漢→三国→晋→五胡十六国→南北朝→隋→唐の時代を五行山で過ごしたわけだ。

午後1:50 · 2012年(平成24年)10月29日

 

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