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大LB1号復活大LB1号から2号へ、アポロ、「左門の挑戦」、1970年初め


1969年・大リーグボール1号から2号へ、アポロ月着陸

アニメ『巨人の星』第130話「左門の挑戦」は原作のKC15巻、文庫9巻に収録された同じ副題の「左門の挑戦」に相当。


左門のアパートの場面。
ちよが「星さんは晴れの日だけ試合に出ている」とコメント。

大LB1号完成まで4箇月。
大LB2号はボールが消えるまで3週間。二軍落ちの7週間のうち3週間でボールは消えた(原作で2週間)。
明子が失踪してから左門との対決まで1箇月。

1打席目、見送り三振。
原作;3球ともバットを普通に構えたまま。
アニメ;3球目で左門はバットを下ろした。

2打席目。
原作では左門が1球目を空振り。背中を痛めて代打はポパイと呼ばれた長田(おさだ、Wiki)→のちに70年後半戦で大LB3号を三振し、「バットを避けるように当たらん」と言った。
アニメでは左門が2球空振り。2球目は伴が入団テストでやったように本塁上に身体を乗り出して空振り。

原作では左門は「大LB2号は消えた直後にコースば変えてしまうとです」と言うが、その場では独り言で終わる。
アニメでは左門が飛雄馬に「これはどういうことか」と詰め寄る。星は「そのとおり」と言い、森が「それは巨人軍の秘密事項だ」。前も想ったが、このやりとりは蛇足。

原作どおり飛雄馬がボーク。
ただし、アニメでは星と森と伴が土をかきならしたあとも左門の汗の「99」のスタンプの映像があり、まるでかき消されていない。

原作で一徹が「消える魔球は風に弱い」と言ったのは、巨人×中日戦が終わり、客もマスコミも去って、ベンチで水原監督とオズマと3人だけになっていたとき。
しかし、原作でも花形はなぜかこの星コーチの台詞を知っていた。

69年シーズン終盤、左門は消える魔球が「水」に弱いと気付いたが、翌年になって彼自身が採用したのが「風」であり(原作「きのうの英雄きょうの敗者」)、「水」を採用した選手は左門ではなくロッテのアルトマンだった(原作「屈辱の“夢の球宴”」)のは興味深い。
アルトマンの水まき作戦は左門はおろか、長嶋でも気付かなかった奇策であった。アルトマンがこれを使ったのは、70年の東京でのオールスターで、69年にオズマに1号を打たれたあとの飛雄馬が辞退したオールスターから1年がたっていた。

飛雄馬の投球フォームは新たに作られたもので、右足が真上を向いたとき周圍が暗くなって上からライトが当たる演出だが、右足の高さそのものは1号のときからすでに真上を向くまでになっており、しかも右足が土煙(作中では「土けむり」→和語漢字表記について)を巻き上げるのも1号の時から。
2号の練習のとき、伴は目に土が入って一時、両眼包帯状態になったが、これでは1号の時から森捕手の目も危なかった。
星飛雄馬は、捕手の目に土が入らないようにする点をどう解決したのだろうか。

この試合での勝利で星飛雄馬は7連勝。

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2008年10/2前後 10/4前後 10/10 11/6