2008年9月29日月曜朝。
朝の『巨人の星』再放送を見逃した

 

 

外は雨である。
朝飯のウドンを食った。

 

 

 

昨夜(2008年9月28日日曜夜)、NHK『篤姫』とテレ朝『柳生一族の陰謀』を観た。疲れたのか、今朝、東京MXテレビ『巨人の星』を見逃した。朝6時半から7時までだったが起きたら7時半過ぎていた。目覚まし時計は針の位置が狂っていた。予約録画すればよかったが、家の人間がテレビとビデオを占領しているから観る機会が少ないので、録画は余りしたくなかった。

 

 

 

今朝(2008年9月29日月曜朝)、やっていたのは第121話「泥まみれの背番号16」。

 

 

 

『巨人の星』DVD紹介>skip>ALL ABOUT 巨人の星>コンプリートBox Vol.2>巨人の星 Vol.22>第121話『泥まみれの背番号16』>『泥まみれの背番号16』(1970年7月18日放映)を観れば内容がわかり、そこからストーリーリストに移ることができる。

 

 

 

大LB1号をオズマに打たれた星飛雄馬がマンションで無気力状態になっている時期で、花形から明子に贈り物がきて、飛雄馬が「それが父ちゃんと俺の戦いが咲かせた唯一の花かもしれん」と言い、明子が飛雄馬を平手打ち。ここまでは文庫8巻(前の講談社コミックスでは14巻)にある。

 

 

 

そのあと、アニメ独自の展開。
明子が背番号16のユニフォームを見せて、かつて長屋を訪れた川上監督の語った過去を話したらしい。これはアニメでつけ加えた話で、原作ではそのあと屋上での女の子のまりつきが出てくる。
原作どおりなら今回で大LB2号のヒントがつかめるはずが、また、延期。

 

 

 

アニメでは星飛雄馬が甲子園に行くとき、さらに巨人入団テストに行くときに、どちらも一徹と春江の想い出話で1話づつ使用。星飛雄馬がカーディナルス時代のオズマとの対戦のあと、神経の疲れで入院したときに医者が沢村栄治の話をして1話使用というように、引き延ばしが多い。
原作どおりにアニメ化すれば、放送時間は合計でも半分ですむのではないか。

 

 

 

だが、今回の話は観ておきたかった。
星飛雄馬が川上哲治からもらった背番号16は、豊福きこう氏が指摘しているように所詮は打者のもの。しかも川上は投手としては長続きせず、1塁に轉向した選手である。川上は背番号16のまま投手として選手を続けることはできなかったので、その夢を若き投手・飛雄馬に託したか。

 

 

 

つまり、アニメでは投手から打者に轉向した川上が背番号16を星飛雄馬に授けた理由を描いているわけだ。豊福氏は原作をもとにしているので、アニメには触れていないし、『巨人の星』左腕編については原作とアニメの両方を資料にしている河崎実氏もこれには触れていない。
Y!JapanGoogle
泥まみれの背番号16 川上監督 投手 夢 転向 で検索

 

 

 

投手に執着した星飛雄馬
それにしても、星飛雄馬は投手としての生命を断たれたと勝手に想い込んだとき、なぜ、川上や王貞治のように他の野手に轉向しようと考えなかったのだろうか。
やはり、川上に代わって背番号16を背負って投手を続けるという意味だったのか。

 

 

 

もし、飛雄馬が他の選手やコーチに相談すれば、そういう助言が出ただろう。しかし飛雄馬は投手出身の中尾二軍監督はおろか、藤田元司ピッチングコーチから指導を受けたことはない。星飛雄馬は決め球をライバルに打たれると、監督にもコーチにも相談せず、勝手に失踪する。中尾は星に冷淡だった(それは当然だが)が、藤田は星に期待していた。
一徹は元3塁手で、現役時代の背番号は18である。長嶋も3塁手で、星は右腕として復帰したあと、長嶋監督(当時、背番号90)の現役時代の背番号3を譲り受けた。
└→プロ野球選手の背番号、永久缺番II

 

 

 

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