これは『仕置人』が文化年間で、『新仕置人』が文政元年(1818年、文化から文政に改元した年)だった場合(下注釋)。

文化・文政 西暦と年号の対応
1815年 『仕置人』の時期。北町奉行所同心・中村主水が鉄、錠、おきん、半次と裏稼業開始
1816年 『仕置屋稼業』の時期。主水が北から南町奉行所に異動
1817年 『仕業人』の時期。主水は小傳馬町牢屋見廻り同心
1818年 『新仕置人』の時期。主水は定町廻りに復帰。鉄と再会。虎の元締が江戸の裏世界を仕切る
1819年 『商売人』の時期(前後から推定。河内山宗俊登場)
  〃   『仕事人V・旋風編』で主水がオランダ商館から表彰される
      虎のむすめ・お玉が主水の仲間
1820年 『仕事人V・激闘編』の劇場版『裏か表か』で主水が闇の金融組織と激闘
  〃   『仕事人2007』で主水が書庫番に異動になったのもこの時期
1821年 『仕事人2009』で主水が自身番勤務
1828~
1829年 『勢ぞろい仕事人!春雨じゃ、悪人退治』の時期。シーボルト事件

(天保初期)
(1835年 『仕事人V・激闘編』、ハレー彗星接近)

「仕置人」から「仕事人」へ:天保

前後一覧
2008年9/25 [1] [2]

関連語句
仕置人 [1] [2] 「仕置人」から「仕事人」へ 「仕置人」~「仕事人」


注釋
もちろん、無印『仕置人』が1818年の場合も考えられるし、『新仕置人』が『旋風編』から8年前とすれば、『新仕置人』が1810年か1811年ごろで『仕置人』はもっと前とも考えられる。
『必殺仕事人2009公式ガイドブック』では『仕置人』の時代設定が文政。『必殺シリーズ完全百科』(山田誠二著)によると、『仕置屋』と『新仕置人』の間の『仕業人』は脚本段階で仕置屋解散から1年後の文政年間という設定だったらしい。
『旋風編』第7話の時代設定は1819年1月16日で、1819年は文政2年であり、しかも1月16日というのが西洋のグレゴリオ暦によるものであれば、当時の日本の暦ではまだ前年、文政元年末になる。
『仕置人』の時代設定を文化でなく文政年間とすると、『仕置人』『新仕置人』『旋風編』の時代設定が重なることになる。
また、主水がゲスト出演した『助け人』の時代設定も重なっている可能性がある。


参照
西暦と元号の対応>文化・文政
2008年9月後半