のび太は原作で10歳、テレ朝版アニメで11歳である。
「未来の国からはるばると」からのび太が1970年の誕生日で10歳とすると、1960年生まれ。
野田聖子氏、円道祥之氏が1960年生まれ。
79年には19歳の誕生日前に18歳で大学を受けて落第。この場合、「竜宮城の八日間」では22歳、「ハリーのしっぽ」では25歳になってしまう。

そこで、あらゆる作品でのび太は10~11歳だと假定してみる。

1960年代生まれののび太は、1970年代または西暦1980年(1969年生まれで11歳)が舞台の作品に登場する。

○1960年
この年に生まれたのび太→1970年で10歳(「未来の国からはるばると」など)、71年で11歳、72年で12歳(73年春小学校卒業→夏13歳)

○1961年
この年に生まれたのび太→1971年で10歳(71年「プロポーズ作戦」)、72年で11歳、73年で12歳
【補足】1961年に生まれたのび太は1971年で10歳だから原作およびテレ朝初期アニメ「プロポーズ作戦」におけるのび太である。両親の12回目の結婚記念日のとき、彼はドラえもんとともに12年過去にさかのぼり、1959年の若き両親の喧嘩を収めた。
柳田理科雄氏がこの1961年生まれに入る。

○1962年
この年に生まれたのび太→西暦1972年で10歳(72年「ぼくのおよめさん」)、73年で11歳、74年で12歳(75年春小学校卒業→夏13歳)
【補足】1962年に生まれたのび太はWikipediaによると72年の雑誌掲載当時の「ぼくの生まれた日」におけるのび太であり、74年以降、「ぼくの生まれた日」が単行本に収録されたとき、のび太の生まれた年が1964年に修正されたらしい。
実際、『大全集』ではのび太が昭和37年(1962年)8月7日生まれになっている。
てんとう虫コミックス6巻収録の「ぼくのおよめさん」は1972年『小学四年生』2月号収録(『ド・ラ・カルト』)。
女性の年齢をばらすようで恐縮だが、1962年生まれなら木藤亜也氏、松田聖子(早生まれ)と同い年になる。72年当時、10歳だった。
「ツチノコ見つけた!」は1975年『小六』3月号掲載で、のび太たちは75年4月の中学校入学を目前にしており、のび太とジャイアンは75年の夏に13歳になっていたはずである。
Y!Japan ツチノコ のび太 1962年生まれ

○1963年
この年に生まれたのび太→1973年で10歳(73年日テレアニメ放送当時の原作)、74年で11歳、75年で12歳
【補足】1963年生まれは日テレで73年に最初のアニメが放送されたときの原作ののび太。
スネ夫は2月生まれなのでのび太が1962年8月7日生まれだと、スネ夫は1963年2月生まれ。
宇宙飛行士の若田光一は1963年8月1日生まれ。アニメの『ドラえもん』では2009年に宇宙空間でのび太たちの乗る天の川鉄道を目撃。

○1964年
この年に生まれたのび太→1974年で10歳(74年、てんとう虫コミックス2巻「ぼくの生まれた日」など)、75年で11歳、76年で12歳(77年春小学校卒業→夏13歳)
【補足】1964年生まれであれば阿部寛薬師丸ひろ子と同い年で、74年で10歳。原作「さようならドラえもん」と「帰ってきたドラえもん」ののび太であろう。
こののび太は「地下鉄をつくっちゃえ」で1974年(昭和49年)のクリスマスにのび助に地下鉄通勤をプレゼントした。
3年B組金八先生』の初代卒業生の多くは79年で15歳前後、大体、この世代だ。温水洋一(ぬくみずよういち)と真矢みきも1964年生まれ。

○1965年
この年に生まれたのび太→1975年で10歳(75年、7巻「ママのダイヤを盗み出せ」、9巻「ぼく、桃太郎のなんなのさ」など)、76年で11歳、77年で12歳
【補足】「ぼくの生まれた日」ののび太が1964年8月7日生まれである場合、スネ夫は1965年2月生まれになる。
2007年放送のアニメ「ママのダイヤを~」のリメイク版に登場したのび太の母・玉子はこののび太より10歳ほど年下である。

○1966年
この年に生まれたのび太→1976年で10歳(9巻「ツチノコ見つけた!」、単行本は75年だが、時代設定は76年)、77年で11歳、78年で12歳
【補足】てんとう虫コミックス9巻は75年に出たが「ツチノコ見つけた!」でジャイアンがツチノコを見つけたのが1976年。
1966年生まれだと渡辺美里と同い年。

○1967年
この年に生まれたのび太→77年で10歳(77年『小六』3月号、てんとう虫C16巻「りっぱなパパになるぞ!」、77年『コロコロコミック』創刊)、78年で11歳、79年で12歳
【補足】1977年で10歳くらいになったのび太がタイムママシンで25年後の西暦2002年の野比家を訪れた。彼が出会った息子・ノビスケは1992年ごろに生まれたことになる。

○1968年
この年に生まれたのび太→78年で10歳(原作)、79年で11歳(79年テレビ朝日でアニメ第2作開始)、80年で12歳
【補足】1979年、小原乃梨子氏が最初に声を当てたときののび太に相当する。

○1969年
この年で10歳ののび太→1959年生まれ(1970年1月で10歳5箇月、小4の冬休み)
この年に生まれたのび太→79年で10歳、80年で11歳(80年アニメ映画『のび太の恐竜』第1作)、81年で12歳
【補足】1969年生まれののび太が生後5箇月近くの赤ん坊だった1970年正月、ドラえもんが「小学生ののび太」のいた野比家に常駐を開始したことになる。
└→補足

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