生没年月日に関して、補足

暦と誕生日が西暦何年で何歳ということに関係してくる。

特に亡くなったときの年齢は数え年なら簡単だが、満年齢の場合、誕生日の前か後（あと）かが問題である。

『ベルサイユのばら』のオスカルは1755年生まれで1789年に亡くなったが、単純に引き算して「34歳で没した」と断定すると問題が生じる。
オスカルは1755年12月25日生まれで、1788年の12月25日に33歳の誕生日を迎えた。
そして、1789年7月14日のバスティーユ襲撃の際に彼女は戦死した。つまり、亡くなったとき、誕生日の前だったから、33歳だったわけだ。

また、『1リットルの涙』の木藤亜也氏は1962年生まれで1988年に没した。
生没年だけ見ると木藤亜也氏は26歳で亡くなったように見えるが、彼女は生まれたのが7月19日、亡くなったのが5月23日であり、25歳と10個月の生涯だった。つまり、最期が誕生日前だったので満年齢では25歳で没したことになる。ただ、26歳の誕生日の2箇月前では、ほとんど、26歳で亡くなったのと同じである。
また、木藤亜也氏は数え年では享年「27歳」になる。

岡田有希子は1967年8月22日生まれだが、他界したのが1986年の4月8日。19歳になる年の誕生日前に18歳で亡くなった。没後12年の1998年は13回忌で、翌年の1999年に出た『メモリアルBOX』でシングル曲「花のイマージュ」が13年ぶりに解禁された。
数え年で考えると、岡田有希子は「20歳」まで生きたことになる。

梶原一騎（1936年9月4日～1987年1月21日）は満50歳で亡くなった。数え年では「52歳」まで生きたことになる。

ヴィクトル・スタルヒン（Виктор Старухин、Victor Starffin、1916年5月1日～1957年1月12日）は満40歳で亡くなり、数え年では享年「42歳」。

手塚治虫（1928年11月3日～1989年2月9日）は60歳で亡くなった。
石森章太郎（1938年1月25日～1998年1月28日）も享年60歳。

植木等（1926年12月25日～2007年3月27日）は戸籍上、1927年2月25日生まれ。80歳で亡くなった。

尾崎豊（1965年11月29日～1992年4月25日）は1992年に亡くなり、12年後の2004年が13回忌。
テレサ・テン（1953年1月29日～1995年5月8日）は1995年に没し、西暦2007年が13回忌。
藤子・F・不二雄（1933年12月1日～1996年9月23日）は1996年に没し、2008年が13回忌である。

前後一覧
2008年9月24日午後0:50前後

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参照
陰暦、陽暦、年月日
誕生日の関係、年と年度、～年目と～周年
『水戸黄門』第40部第12話「藩主の嫁も楽じゃない（鶴岡）」（2009年10月26日放送）
2008年9月後半