鳥居と蘭学者、仕事人、鳥居失脚、長英脱獄、『主水死す』、黒船、桜田門外の変、清川八郎
─────────────────────────└→太平天国の乱
1845年、遠山金四郎が南町奉行に就任。これは『遠山の金さんvs女ねずみ』で描かれている。
「新からくり人」一座は東海道五十三次の旅から1年後、葛飾北斎の「富嶽百景」に描かれた悪人を殺す仕事を引き受けた。
1846年に高野長英は江戸に戻ったようだ。
─────────────────────────└→太平天国の乱
1845年、遠山金四郎が南町奉行に就任。これは『遠山の金さんvs女ねずみ』で描かれている。
「新からくり人」一座は東海道五十三次の旅から1年後、葛飾北斎の「富嶽百景」に描かれた悪人を殺す仕事を引き受けた。
1846年に高野長英は江戸に戻ったようだ。
1849年、葛飾北斎が死んだ。『必殺!主水死す』によると徳川家定（～いへさだ→～いえさだ、1824～1858）に双子の妹がいた模様。
高野長英は、1850年に正体がばれ、自刃。この長英の弟子の一人がのちに主水と組む糸井貢であった。
主水は水野忠邦（1851年没）を暗殺したあと、昔の仲間との抗争で爆死したように見えた。
主水は秀を仲間に入れたとき、「お前もろくな死に方できねえや」（おおよそ、これに近い言い方）と言っていたが（下注釋）、秀が「主水の死」を見届ける結果となった。「秀、八丁堀は?」と訊く勇次に、無言の秀。
高野長英は、1850年に正体がばれ、自刃。この長英の弟子の一人がのちに主水と組む糸井貢であった。
主水は水野忠邦（1851年没）を暗殺したあと、昔の仲間との抗争で爆死したように見えた。
主水は秀を仲間に入れたとき、「お前もろくな死に方できねえや」（おおよそ、これに近い言い方）と言っていたが（下注釋）、秀が「主水の死」を見届ける結果となった。「秀、八丁堀は?」と訊く勇次に、無言の秀。
しかし、中村主水は1850年代以降にも歴史に登場する（下注釋）。これについては、すでに述べたように、「天保の主水」と「幕末の主水」を別人と解釋することで解決する。
└→『必殺!主水死す』の時代設定は黒船直前
└→『必殺!主水死す』の時代設定は黒船直前
1852年、遠山金四郎が南町奉行を辞任。黒船来航の前年であった。彼の没年は1855年、2度目の黒船来航の翌年であった。
『おらんだ左近事件帖』のおらんだ左近は尾張大納言斉朝の実子らしい。徳川斉朝（～なりとも、1793～1850年）は尾張藩の第10代藩主。成瀬隼人正(なるせはやとのかみ?)が登場するらしい。成瀬正肥（なるせまさみつ、1835～1903）は江戸時代末期の尾張藩の附家老。第6話「コロリの謎」がある。ネットで調べると、江戸時代のコロリ（コレラ）の流行は文政5年（1822）、安政5年（1858）、文久2年（1862）、文久3年（1863）らしいが、史料によっては違うかも知れない。
中村主水は1850年代以降にも歴史に登場
1996年公開の『主水死す』のあと、藤田まことは一部のファンから「主水が死んだ姿は見ていない。どこかで生きてる｣と言われていたらしい。
『主水死す』では1849年の葛飾北斎没から1851年までの水野忠邦没までが描かれている。
『主水死す』から9年後の2007年に放送された『仕事人2007』では、主水が書庫番に異動になったのが1820年（文政3年）2月14日なので、『主水死す』で描かれた1850年前後から過去に30年さかのぼっており、主水が生きていることは問題ない。例えば1828年（文政11年）を舞台にした『春雨じゃ、悪人退治』で北斎が登場しても不思議はないのと同じことだ。
『主水死す』で主水が黒船来航直前に死んだとすると、それと矛盾するのは1974年に放送された『暗闇仕留人』のような黒船来航（1853年）以降を舞台にした作品である。『主水死す』では将軍になる直前の家定と、その双子の妹が登場し、時代は12代家慶の時代の末期。『仕留人』はその家定が13代将軍になった時代の話、『大老殺し』と『横浜異人屋敷』は主に14代家茂の時代、『ブラウン館』は最後の将軍・15代慶喜の時代の話。一方の『仕事人2007』『2009』は11代家斉の時代の話である。
1996年公開の『主水死す』のあと、藤田まことは一部のファンから「主水が死んだ姿は見ていない。どこかで生きてる｣と言われていたらしい。
『主水死す』では1849年の葛飾北斎没から1851年までの水野忠邦没までが描かれている。
『主水死す』から9年後の2007年に放送された『仕事人2007』では、主水が書庫番に異動になったのが1820年（文政3年）2月14日なので、『主水死す』で描かれた1850年前後から過去に30年さかのぼっており、主水が生きていることは問題ない。例えば1828年（文政11年）を舞台にした『春雨じゃ、悪人退治』で北斎が登場しても不思議はないのと同じことだ。
『主水死す』で主水が黒船来航直前に死んだとすると、それと矛盾するのは1974年に放送された『暗闇仕留人』のような黒船来航（1853年）以降を舞台にした作品である。『主水死す』では将軍になる直前の家定と、その双子の妹が登場し、時代は12代家慶の時代の末期。『仕留人』はその家定が13代将軍になった時代の話、『大老殺し』と『横浜異人屋敷』は主に14代家茂の時代、『ブラウン館』は最後の将軍・15代慶喜の時代の話。一方の『仕事人2007』『2009』は11代家斉の時代の話である。
もし、主水が江戸時代後期にも複数存在し、『仕事人2007』の主水と『主水死す』の主水と『仕留人』の主水が別人だとすると話の辻褄は合う。しかし、そうすると『主水死す』に登場した主水は、やはり、あの映画の中では「殉職した」ということになる。
なお、1999年には『必殺!三味線屋・勇次』が公開されている。勇次は『仕切人』以来の登場で、時代設定を1840年代とすると、『仕事人アヘン戦争へ行く』が1842年の話なので、『仕切人』はそれ以降。また、インターネットの情報では『仕切人』作中の占いブームが辛亥の年らしいので、それは1911年の辛亥革命のと年の前は1851年になる。『仕切人』の時代設定は1842年から1851年までの9年間（10年近く）、映画『勇次』も1851年かその直後の話であろう。
└→『仕切人』、クロねこHP
└→『必殺仕切人』の時代設定
参照
『必殺仕事人2007』『必殺仕事人2009』
中村主水は複数いた?
中村主水年齢変遷
『必殺!主水死す』の設定を当てはめた年表
『必殺!主水死す』（1996年）
『必殺!主水死す』と『必殺仕事人2007』の放送順と時代設定による前後関係
徳川家歴代将軍11～15【人物】
一般時代劇vs必殺シリーズ（2008年7月～9月15日）
└→『仕切人』、クロねこHP
└→『必殺仕切人』の時代設定
参照
『必殺仕事人2007』『必殺仕事人2009』
中村主水は複数いた?
中村主水年齢変遷
『必殺!主水死す』の設定を当てはめた年表
『必殺!主水死す』（1996年）
『必殺!主水死す』と『必殺仕事人2007』の放送順と時代設定による前後関係
徳川家歴代将軍11～15【人物】
一般時代劇vs必殺シリーズ（2008年7月～9月15日）