三笠フーズ(語源的には「~フーヅ」と書くべきものだが)による、事故米の不正轉賣が明らかになった。
事故米は普通、工業用の糊(のり)などに使われ、食用には適さない。

農水省が2004年から96回も立ち入り検査をしていたが、三笠フーズは偽の傳票や二重帳簿を作ってごまかしていた。

農水省の役人が身分を隠して三笠フーズにアルバイトして入社し、内部を調べるしかないか。

時代劇で榊原忠之遠山金四郎がやっていたのは、そういう極秘捜査か。

役所が不正をおこなうと、世間は「民営化しろ」と言う。
民間企業を不正をおこなうと、世間は「国が管理しろ」と言う。
結局、公共機関だろうが民間企業だろうが、不正の根は同じである。

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2008年9/4~9 9/9 9/9~12