近代国家の場合、相当な独裁政権でない限り、国の方針は議会で決定されており、トップが一人死んでも、その遺志を継ぐ者がトップの座に着くだけで、国の方針が余り変わらない場合が多い。

ここで江戸時代を考える。
日本の近代がいつの時代からかということに関しては江戸時代は「近世」かを参照。

日本の江戸時代は近代の前の「近世」と解釋されることが多い。

しかし、欧州史との比較で言えば、江戸時代から日本の近代が始まったとも考えられる。

江戸時代が17世紀始めにスタートし、魔女狩りガリレオ裁判の時代が家光から綱吉までの時期。

18世紀の産業革命の始まりとアメリカの独立が平賀源内の時代になり、18世紀末のフランス革命は寛政の改革の時代。

19世紀になってアヘン戦争の時期に天保の改革が始まった。
19世紀の3分の2が過ぎたところで明治維新。
明治時代が19世紀の終わりから20世紀の初めまでなので、江戸時代も近代の日本版と言える。


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