「いつでもどこでもスケッチセット」はてんとう虫コミックス41巻収録の、その名もズバリ、「いつでもどこでもスケッチセット」という話に出てくる道具。
「地図呼びだしキー」で世界地図から日本を擴大、関東地方を擴大し、驛前商店街を選択し、タイム変換キーで「マイナス30年」を指定すると、そこの30年前の景色をスケッチして描くことができる。

 

つまり任意の時間の任意の場所のスケッチを描ける機械だ。

 

いっそ、絵でなくて、写真でも作れそうなものだ。

 

最近、Googleで「地図」を選ぶと、世界の多くの都市の写真を見ることができるようになり、ストリートビューというものらしい。
時代を30年もさかのぼるのは無理だろうが、「現在」の地球上の各地域における町並みを見ることができる。その意味でこれは「いつでもどこでもスケッチセット」に近い。

 

このストリートビューには個人情報プライバシーの点で悪影響を危惧する声がある。

 

すると、ドラえもんの道具も実現したらそういう問題が生じるということだ。

 

『ドラえもん』に声でゲスト出演した人に「ドラえもんの道具で一番何が欲しいか」と訊くのが定番となっており、多くの人が「どこでもドアが欲しい」と言う。
確かにドラえもんとのび太にとってどこでもドアは便利だが、源静香にとっては年中、自分の私生活をのぞかれているわけで、むしろ、源家から野比家に「どこでもドア使用禁止」を要請しても不思議はない。
逆にジャイアンやスネ夫がどこでもドアを所持したら、のび太は家にも逃げ場がなく、あらゆるセキュリティー・システムが役に立たなくなってしまう。

 

文明は使う人間次第で神にも悪魔にもなる。
これは、1973年当時、日本テレビ版『ドラえもん』と視聴率を争った永井豪の作品『マジンガーZ』にも見られ、横山光輝の『鉄人28号』、そして手塚治虫の作品にも見られる人類のテーマである。

 

ドラえもんの道具の実現について追加。「のび太の大魔境」でドラえもんは自家用衛星を飛ばし、地球上の各地の写真をのび太の部屋で受信していた。ドラえもんの道具で「いつでもどこでもスケッチセット」もあり、地球各地の風景を描くことができる。これらはストリートビューに似ている。
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令和6年pst

『機器猫』では「糸なし糸電話」が「無線電話」、「腕ラジオ」がただの「手表」と訳されていて、「腕時計」と同じでした。 『多拉A夢』ではどうでしょう。 

/#中国語/#ひみつ道具/#ドラえもん/ 「#糸なし糸電話」「#腕ラジオ

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/#意外と知られてないんですけど/ #ドラえもん#ひみつ道具 は どんどん実現している。 

#いつでもどこでもスケッチセット#ストリートビュー

/#実現した秘密道具/

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平成20年9月
2008年9/1~4(Y!Blog)

 

 

 

 

 

 

 

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