いま病院です



1週間前は歩いていたのに



たくさん喋っていたのに




昨日まではトイレまで支えながらも行けたのに




いま、ベッドの上で時おり吐きながら




辛そうにしています




何度も置き場のない身体を動かしています




辛いとか痛いとか言いません




黙って耐えてます





手を握って




寄り添って




肩を背中をトントンして




今までこんなに身体を触れなかった





かまってあげれなかった





ごめんね





ごめんね








あと1〜2週間だと昨日、主治医から言われました





それから旦那に見せないように泣きっぱなしです




拭いても拭いても涙がこぼれます









今日、年金事務所に行ってきました




いつだったか、旦那が『ミヤネ屋』で観た





「障害年金」というものがあると




仕事ができない分、障害年金の申請をしてみようかと





初めて旦那が年金事務所に行って申請用紙をもらったのは4月




それから癌の再発、手術など色々あり




その間もう1度、すぐれない体調で旦那は年金事務所へ説明を聞きに行きました




実際の書類を記入したのは9月の終わり




もう、本人は書類の全てを書けないので
 



私が記入しました




2人で記憶をたどりながら書類を仕上げました





入院している旦那の代わりに私が書類を提出へ




アレが足りないコレが足りないと書類の不備を指摘され




区役所に行ったり、足りない書類を集めたりした




そして、4度目の年金事務所





これで受理してもらえるはずと差し出した書類に目を通す係りの方





病院からの診断書の内容に記入漏れがあると




主治医の「外科」という記載が「外」だけになっていて




ちゃんと「外科」と書いてもらってくださいと…




あと4つほど記入漏れ




素人からすると 「え?ちょっとこの場で足したらあかんの?」みたいな




でも、それはダメ




また病院に持って行って書いてもらうのに2週間かかる




肺炎になり胆管炎になり弱っていく旦那




胸騒ぎがした




早く書類を受理して欲しい




旦那がした最後の仕事だ




仕上げさせたい




全ての書類が揃い本日年金事務所へ




もう、いつどうなるかわからない旦那を思うと道中涙が溢れて仕方ない




係りの人に書類を提出するも涙が頬をつたう(係りの人、困惑やろな…)





何度も何度もチェックされ





私と同じぐらいの係りの男性が





「はい。確かに受理致しました。これだけキッチリ書いて頂ければ十分です」





やっと受理してもらえた、、、





涙ながらに「すみません。実はもうあと行く日も主人は…なのに請求して意味があるんですかね?」と聞いた





「意味はありますよ。亡くなられてから請求される方もいらっしゃいますし。大丈夫です。大変な時期に何度も来て頂いて申し訳ありませんでした。  」





「お金じゃないですけど主人も何度かこちらに来たり、体調が悪い中書類を仕上げたので…最後の主人の仕事なんです。だから、生きてるうちに受理されたと報告したいんです」





「スキルスですよね。早いですからね。こうしているうちにも時間が過ぎます。すぐに行ってさしあげてください」





と、言ってくださりました




お役所仕事だから、私が行った3回とも違う係りの方で全て無機質な対応と表情だったけど




最後の最後に温かい言葉をかけてもらい





涙涙、、、





もう病院に着くまで泣きっぱなしです




そして旦那に




「年金事務所、受理してくれたよ!」





と報告できたのです








私は期限なしで仕事を休ませてもらってます





最後の最後まで支えます





甘えて欲しい




何年分もの愛情を注ぐから