青春の甘い、初恋ではなく初愛の話です。

17歳の時、当時、地元にビデオ屋がなく、スーパーの二階にビデオ屋が出来て、友達と行った時、そこで働いている女性に一目惚れをした。

地元に居ないギャルの女性だ。

夜はナンパなどしていたが、あの時は声を掛けるのが恥ずかしく、友達にメモを渡してくれと、頼み渡してもらった。

その夜、連絡が来て、色々と話して、その時から、その子が仕事を終わると毎日会いました。

自分の8歳年上子持ちのバツイチ。

自分自身、その子のお父さんになりたい、この二人を幸せにしたいと初めて思いました。

お互いに、将来は考えていたと感じます。

この時に初めて人の為に働く、喜びを教えてもらいました。

しかし、事件があり、家に遊びに来る事になったので、気持ちが高ぶって大掃除して、ファブリーズを買いにスーパーに向かう途中、車が急停車して、そのまま後ろのガラスに突っ込みました。

「イテ―」
と立ち上がり、車の人を怒ろうとしたら、君、大丈夫かと逆に言われました。

その時、鼻と上唇の間が貫通して、歯茎が丸見え、歯も欠けていて驚くほど流血していました。

近くのおじさんがバケツを持ってきてくれ、流れる血をバケツに入れ救急車が来るのを待っていました。

鼻と上唇の間14針縫い。

口の裏も4針縫う。

頬も二か所3針、3針縫う。 

ぐちゃぐちゃです。

ばあちゃんが、来て顔は戻らないと先生に言われ、泣いていましたが、その時、約束を思い出して周りを押し切って病院を出て、彼女に会いに行きました。

つづく

深愛 ②