いまだに自分に合う髪型がわからない。
妥協している人やどうでもいい人も少なからずいるのは知っている。
自分が意識しだしたのは高校生からだからだし……。

理由が今の親友に「恐い」と言われて何だかんだで人と話すのは好きだからちょっとショックだった。

だからと言って自分から話に行けるだけの勇気も話力もないのでせめて関わりやすい雰囲気になろうとがんばってる。


……失敗ばかりだけどね。





以下【妄想】
「おはよう」の言葉は魔法の言葉だ。
それを実感したのは友人に彼女ができてからだ。
最初は彼女ができた友人に対する冷やかしで楽しんでいた。
だが、付き合っている日数が増えるにつれてそいつは仲間内の誘いも断るようになった。
友人が少ないオレはすぐに暇になった。

周りも感化されてオレだけがどんどん取り残されていた。
一人でいることが多くなって少なからず寂しい思いがあった。

「おはようございます」
あいさつ運動だろうか、同級生が眠そうに声をあげている。
「おはよう」
その声に混じって後ろからあいさつをされる。

こんなことないけどな