こんにちは!スピーキング力養成英語コーチの日野ゆう子です。

 

 

中上級者の方がスピーキングで共通して迷う文法をピックアップ・整理するシリーズ

 

私自身、TOEICで900を超えてからも話をするときには「あれ、こういう場合はどうするんだっけ?」と会話の場面で文法に悩むことが多くありました。

 

のちに生徒さんに教えるようになって、そのつまづきポイントには共通するところが多いなと感じるようになります。

 

この文法シリーズでは「中上級者の方が話すときに混乱しがちな英文法」を不定期に少しずつご紹介します。

 

同じように「何かが違う・・どうして?」ともやもやしている学習者の方のお役に立てれば幸いです。

 

できるだけ正しい文法や言葉を使いたいですが、「正確さ」をあまりに気にしすぎて怖くて会話ができない/止まってしまうでは本末転倒です。

 

会話の舞台にでたら「まずは伝わればOK、細かい修正や反省は後でしよう。」くらいの気持ちでいきましょう。

 

 

今日はこの記事で、下記についてまとめてみたいと思います。

 

 

①仮定法とは?

 

②仮定法の学習の優先順位は?

 

③仮定法をつかって話せるようになるには?

 

④仮定法整理のためのおすすめテキストは?

 

 

 

仮定法とは結局何かを考えてみましょう。

 

仮定法とは現実とは違うんだけどね・・ということを表現する方法です。

 

まず下の例を見てみてください。(途中で閉じたくなっても我慢してくださいね^^;)

 

 

I wish I had a car! 車があればいいのになあ。
 

If you tried this, you would be healther. もしこれを試したとしたら、もっと健康になれるとおもうよ。
 

If I were you, I might go to the restaurant. 僕が君だったら、そのレストランに行くかもしれないよ。
 

If I had studied harder, I would have got a higher score. もっと勉強をしていたらいい点がとれたのになあ。
 

If I had prepared enough, I wouldn't be in this trouble. もっとちゃんと準備をしてたら、こんなトラブルにないだろうなあ。
 

But for your help, I would have made a huge mistake. あなたの助けがなければ、大きなミスをしてしまっていたかもしれない。

 

全部仮定法です。

 

「読んだらなんとなく意味が分かるけれど、自分の口から出すのはちょっと無理かも・・・。」私もそうでした。

 

英語の時制のルールはいつまでたってもぼんやりしていて自分が話せるような気がしませんでした。

 

ですがいったん練習をすると、言いたいことが色々と広がりとても便利な表現だなと感じています。

 

仮定法学習の優先順位は?

 

実際、仮定法が言えなくてもたいていの会話はできます。

 

日本語の会話を思い出してみてください。

 

架空の話や仮の話よりもまずは現実の話の方が重要度が高いですよね。

 

まず自分の現実世界でのやり取りをしっかりできるようになる方を優先されるべきだと思います。

 

 

仮定法が使えると開ける世界

 

それでは仮定法、学ばなくていいのか?練習しなくていいの?となるとそうでもありません。

 

英語字幕付きのドラマや映画を見ていると仮定法はたくさん出てきます。

 

私たちの生活でも「~だったらいいのになあ。」とか、「~しておけばよかったなあ。」など現実と違うことを想像したり後悔することはしょっちゅうありますよね。

 

仕事をしていれば「~と仮定すると・・」と仮定をもとにして話をすすめる必要が出てくることもあります。

 

仮定法を知っていて使えると世界がぐっと広がります。

話の内容が豊かになり、コミュニケーションの質が上がります。

 

現実の話はあまり困らず話せるようになったら、会話力をもうひとステップあげるためにぜひチャレンジをしたいスキルなのです。

 

 

仮定法を使って話せるようになるには?

 

「仮定法の大切さは分かった。でも、どうして勉強をすればいいの??」

 

このようなステップを踏んでみてください。

 

①仮定法はまとめて整理&理解をする(←仮定法はまとめて整理が有効です。)

 

②理解をしたあとは音読、イメージをしながら何度も口から出し体になじます。

 

③自分で使う頻度を意識的に上げる。

 

仮定法整理のおすすめテキストは?

 

理解の整理には、大西泰斗先生の一億人の英文法がおすすめです。

 

仕事柄いろいろな英文法書を見てきましたが、こちらの本の時制はとても分かりやすくまとめられています。

 

そしてこの本は「この文法を実際に会話で使うには??」という視点で書かれています。

「自分が仮定法をスピーキングを使っている姿」が想像しやすいので、その点もおすすめです。

 

中上級者が時制に対してもつ悩みは、「なんとなくわかるんだけど自分で使えないこと」ことです。

 

「仮定法を使えると自分はこんな風に変われる・・」変わった姿を具体的に想像しながら学習を進めていきましょう。

 

 

頭で「わかった!」と「使える」はまた別ものです。

文法を自分になじませるように下記のステップで練習してみましょう。

 

①例文の内容を理解しましょう。

 

②例文の何度も口に出して言ってみます。

(言いにくいところや発音が分からないところは辞書などで音を確認。)

 

③例文の表す場面に実際に自分がいるように、

使っているように想像しながら繰り返し口に出します。もしくは自分のシチュエーションに置き換えて文を作って口に出す。

 

 

「自分がこの言葉を実際に使っている」とイメージをしながら何度も口に出すことがとても大事です。

とっさの時にも言葉が出てきやすくなりますよ。

ぜひ試してみてくださいね。

 

 

◆◆過去の記事で英語の各スキルアップの方法をお知らせしているので、よろしければご覧ください。◆◆

 

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