こんにちは！スピーキング力養成英語コーチの日野ゆう子です。
貴重な時間を使って自分自身の英語力・スピーキング力を伸ばそうとする場合、はまってはいけない落とし穴があります。それは「よりよい方法探し」に時間を使ってしまうことです。
勉強やトレーニングそのものをするのではなく、「スピーキング力を伸ばすのによい方法はないか・・」「今、この方法を試しているけれどこの本に載っている方法のほうが効率的なのではないか・・」そうやって、「方法探しの旅」に出てしまうことです。特に熱心な方やまじめなかたほど方法論に気持ちや興味がいってしまう傾向があります。
良い勉強方法を探すために時間を使っていると何となく、「勉強したかも」「頑張ったかも」 と錯覚をしてしまいがちです。ですが残念ながら、その行動は英語力そのものをあげるトレーニングにはなりません。どのルートでいくか、道のりの作成。スタートに立つまでの準備をしているだけなのです。
それはあくまで「英語の勉強法を教えるスキルを上げている」のであって「自分の英語のスキルを上げている」のではないのです。
以前の私はこの区別がきちんとつけられず「時間をとっている割に英語力が伸びない・・」とイライラしていました。自分の中で「方法を調べる時間」と「英語力そのものを伸ばすために使っている時間」の区別がとてもあいまいだったのだと思います。
泳ぎが上手くなりたければ、水の中に入るしかありません。ピアノが上手になるには練習するしかありません。もしも、ゴールが「自分の英語力を上げる」であれば道のりを確認したら迷わず進むことが大切、学習そのものに時間をかける意識が大切です。