こんにちは!スピーキング力養成英語コーチの日野ゆう子です。

 

私が英語を勉強し始めたとき、「英検1級を取る人やTOEICで900点以上を取る人は神様のようだ。」「そんな人の話す英語は私が話す英語とまったく違うはず。高尚な単語や複雑な文章を使いこなしているに違いない。」そんなイメージを持っていました。

 

 

それから時間がたって、私も英検1級を取り、TOEICも900点を超えるようになりました。海外の方とのやり取りも一般的なことであればたいていは問題なくこなせるようになり何より、コミュニケーションをとることがとても楽しく英会話が大好きになりました。

 

これからまだまだたくさん練習をしてできることを増やしていきたい。その過程をクライアントさんにシェアしていきたい。と、常に思っています。

 

出来ないことも足りないこともたくさんありますが、今の状態は、勉強し始めのころの私が見ると「ペラペラだなあ。」と見えるかもしれません。そんな今の私が話す英語はあの頃の私が想像していたように「高尚な単語や複雑な文章がいっぱい。」でしょうか?「文法ミスも全くなく、完璧に英語を使いこなしている。」のでしょうか?「ネイティブ顔負けの洗練されたかっこいい言い回しをどんどん会話にいれている。」のでしょうか?

 

 

 

あの頃の自分の疑問に応えてみると、残念ながら、どの予想もあまり当てはまっていません。私の話す英語は今も中学校の文法(+高校の文法が少し)がベースです。言い間違えもしますし、知らないこともたくさんあります。

 

では何があの頃と大きく変わったのでしょうか?

 

大きなポイントは処理スピードの速さ・完璧主義からの卒業だと感じています。スピーキングでは文法は、中学(+高校)英語を使っています。大きな変化はありません。でも、それを使うスピードが格段に上がりました。

 

言いたいことを伝えるために必要な文法を引き出しから出し、必要な単語とあわせて相手に返す。この作業が以前に比べてとても早くできるようになりました。受け取った球をより早く返せるようになったイメージです。

 

英語の学習で完璧主義を捨てたのは、「それを引きずっていては逆にスムーズなコミュニケーションの妨げになる。」と気が付いたからでした。昔の私は、話している途中に、「あ、ここは関係代名詞を使うべきだった・・」「He talksって言わなくてはいけないのにHe talkっていってしまった。言い直そう。」頭の中でこう思うことがよくありました。

 

そしてそのミス箇所をもう一度言い直し、コミュニケーションがいったんストップする。いったん頭で納得する英文を作り終えてから発言しようとするので、言葉を発するまでに必要以上に時間をかかってしまう。相手を待たせてしまうし、それに焦るけれど、でも間違いは気になる・・・そんなことでスムーズな会話ができませんでした。

 

でも、会話は正確さを競う大会ではありません。テストでもありません。間違うことよりも相手に意味が伝わること、キャッチボールが続くことを優先させる勇気をもったことで状況が大きく変わりました。もちろん、これは「ブロークン英語をどんどん話せばOK!」と言っているわけではありません。

 

陰で、上達のための努力をすることは必要です。でも、いったんコミュニケーションの場に出れば何を優先するか。それがはっきりしたことは大きな収穫でした。

 

もしも英語のスピーキングに行き詰っていて、かつての私と同じように「『ペラペラ』な人は、自分には到底手の届かない場所にいる」と、感じている場合はまずはこの二つのステップを意識してみてください。実現可能な「ペラペラ」までの道筋が見えてくるかもしれません。

 

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