いよいよ最後の書き込みとなりました。

2年間に亘り戸波本舗にお付き合いいただき深く感謝申し上げます。

このブログを通じて2007年度(社)日本青年会議所の協働運動を、また、本年度は(社)宗像青年会議所の運動を内外に発信することが出来たのではないかと思います。

担いとはいえかなり個人的な思いも入り、好き勝手なことを書かせていただきました。

お見苦しい記事もしばしばもあったとは思いますが、それはこの場を借りてお詫び申し上げます。

最後に御礼のご挨拶でこのブログを閉めたいと思います。


■□■□■□■□■□


今年1年間、市民のお役に立ちたい地域に必要とされるJCになりたいという思いで、多くの事業を展開してきました。

また、何かと変化にもチャレンジした年であったと思います。
しかし、もともとJC運動のみならず人生とは、今日の結果が目に見えてすぐに明日に出るわけではありません。

結果がすぐには出ないから活動や生活そのものが不安であったりするものなのです。
本年度日本JC主催の事業で、大東亜戦争末期激戦地であった場所のひとつである、小笠原諸島の硫黄島に上陸する機会をいただきました。
先人達が太平洋の孤島硫黄島で玉砕を覚悟し戦った意味を現地で案内していただいた自衛官の方に聞いてみました。
それは「今日一日この地を守ることで少しでも敵の本土侵略を遅らせ、愛する家族が一日でも生き長らえるのであれば、この一日には意味がある」という思いで、5日で落ちると言われたこの島を36日間武器も水もなく死ぬよりも苦しい戦いを選んだそうです。

今の平和はそういった先人達の礎の上に成り立っているのです。
我々にはこの地域の悠久の歴史や文化、また相手を思いやる気持ちいわゆる互譲互助の精神性など誇りうる地域の風土を次世代に守りつなげる使命があります。

一人ひとりは微力かもしれませんが決して無力ではありません。

すぐに結果は出ないかも知れませんが5年後10年後、いや50年後100年後にこの地域の子ども達が笑顔で「この国に生まれてきて本当によかった」と心から言える世の中を創るために、今日の一日は決して無駄ではないのです。

そういってもらえるように今日の活動を無駄にしてはいけないのだと思います。
私は本年度理事長として、市民の皆様方にJC運動を上手く発信できたかはわかりません。

しかし、ノーブレスオブリージュ~JCの責任とJAYCEEの覚悟~という思いを持って取り組んだ2008年度社団法人宗像青年会議所が確かにここにありました。

はじめは薄い1枚の紙に書かれたこの思いを、メンバー全員で各事業を行うことで厚みや深み、幅などができ、だんだん立体的なカタチになってきました。
このカタチを次につなげ、すべての人に感謝し私自身今後とも責任と覚悟を持って生きていくことをお誓いいたします。
1年間本当にありがとうございました。


■□■□■□■□■□



戸波本舗 ~ノーブレス・オブリージュとは~ 宗像JC理事長日記

ノーブレス・オブリージュ~JCの責任とJAYCEEの覚悟~

互譲互助(OMOIYARI)

2008年度第34代社団法人宗像青年会議所

理事長 戸波 真也