福岡で快適な暮らしを実現する「全館空調システム」とは
協同建設株式会社（福岡県飯塚市）
はじめに
「福岡 全館空調システム」というキーワードを耳にしたことはありますか？私たち協同建設株式会社は、福岡県飯塚市を拠点に、地域の皆様の快適な住まいづくりをサポートしてまいりました。近年、家づくりの新しいスタンダードとして注目されているのが「全館空調システム」です。本記事では、全館空調システムとは何か、その価格や電気代、そしてデメリットまで、徹底的に解説いたします。
全館空調システムとは
全館空調システムとは、住宅内の空気を循環させ、家全体を効率的に冷暖房するシステムです。従来の部屋ごとに設置するエアコンとは異なり、リビングや寝室はもちろん、廊下や洗面所、トイレ、浴室まで、家中どこにいても均一な温度を保つことができます。
これまでの住宅では、使用する部屋だけを個別に空調することが一般的でした。そのため、部屋と部屋の間に大きな温度差が生じ、快適性に欠けるだけでなく、ヒートショックなどの健康リスクも懸念されていました。全館空調システムは、こうした従来の問題を解決し、住まい全体を一つの空間として捉え、快適で健康的な住環境を実現します。
全館空調システムの仕組み
全館空調システムは、以下のような仕組みで動作します：
- 1台または2台のエアコンで家全体の空気を循環
- ダクトや床下空間を利用して各部屋に冷暖房を供給
- 24時間換気システムと組み合わせて、常に新鮮な空気を維持
このような仕組みにより、夏は涼しく冬は暖かい、快適な住環境を実現します。システムの心臓部となるのは、高性能なエアコンユニットです。このユニットで作られた冷風や温風は、建物内に張り巡らされたダクトを通じて各部屋に送られます。同時に、室内の空気も循環し、常に一定の温度が保たれるのです。
また、換気システムとの連携により、外気から取り込んだ新鮮な空気を室内に供給し、汚れた空気を排出します。この過程で、高性能フィルターが花粉やほこり、PM2.5などの微粒子を除去し、清潔で快適な空気環境を維持します。
全館空調システムのメリット
1. 全室均一な温度で快適
家中どこにいても温度差が少なく、ヒートショックや室内熱中症のリスクを大幅に低減できます。特に高齢者や小さなお子様、ペットと暮らすご家庭にとって大きな安心です。
従来の個別エアコンでは、エアコンが設置された部屋とそうでない部屋の間に10℃以上の温度差が生じることも珍しくありません。全館空調システムでは、この温度差を2～3℃以内に抑えることができ、快適性が格段に向上します。
2. 空気がきれい
高性能フィルターを備えた換気システムにより、花粉やPM2.5、黄砂などの外気汚染物質をカット。ダニやカビの発生リスクも抑えられ、アレルギー体質の方にもおすすめです。
現代の住宅では、気密性が高くなったことにより、室内の空気質が重要な課題となっています。全館空調システムでは、24時間365日、計画的な換気を行うことで、常に新鮮で清潔な空気を保つことができます。
3. 間取りの自由度が広がる
各部屋にエアコンを設置する必要がないため、インテリアや間取りの自由度が高まります。壁面を有効活用でき、すっきりとした室内空間を実現できます。
また、エアコンの室外機も最小限に抑えられるため、建物の外観もスッキリとし、庭やベランダのスペースも有効活用できます。
4. ランニングコストの抑制
高気密・高断熱住宅と組み合わせることで、効率的な温度管理が可能となり、電気代の節約にもつながります。1台または2台の高効率エアコンで家全体を管理するため、複数の個別エアコンを運転するよりも省エネ効果が期待できます。
5. 静粛性の向上
エアコンの室内機が各部屋にないため、運転音が気になりません。特に寝室では、静かで快適な睡眠環境を確保できます。
全館空調システムの価格
全館空調システムの導入価格は、一般的に100万円～300万円が相場です。これは、通常のエアコン設置（1台あたり5～20万円）と比較すると高額ですが、家全体を快適に保つための投資と考えれば十分に価値があります。
システム導入費用の目安
- 全館空調システム：100万円～300万円
- 一般的なエアコン（4台設置）：20万円～120万円
※価格は住宅の広さや仕様、メーカーによって異なります。
価格の内訳としては、システム本体（エアコンユニット、制御装置等）が約50～150万円、ダクト工事や配管工事が約30～100万円、その他の付帯工事が約20～50万円程度となります。
新築時に導入する場合は、建築工事と同時に施工できるため、比較的コストを抑えることができます。一方、既存住宅への後付けの場合は、ダクト工事などが複雑になるため、費用が高くなる傾向があります。
全館空調システムの電気代
「全館空調は電気代が高いのでは？」と心配される方も多いですが、実際には月々約8,000円前後が相場とされています。これは、家全体を個別エアコンで冷暖房した場合（約13,000円/月）よりも安くなるケースも多いです。
システム月々の電気代の目安
- 全館空調システム：約8,000円
- 一般的なエアコン（4台設置）：約13,000円
高気密・高断熱住宅であれば、さらに電気代を抑えることが可能です。
電気代が抑えられる理由は、以下の通りです：
- 効率的な運転: 1台または2台の高効率エアコンで家全体を管理するため、個別エアコンよりも効率的
- 温度ムラの解消: 家全体の温度が均一なため、局所的な冷暖房が不要
- 24時間運転による省エネ: 間欠運転よりも連続運転の方が効率が良い
- 高気密・高断熱住宅との相乗効果: 外気の影響を受けにくく、少ないエネルギーで快適な温度を維持
ただし、電気代は住宅の規模や断熱性能、使用方法、地域の気候条件などによって大きく変わるため、あくまで目安として考えていただくことが重要です。
全館空調システムのデメリット
どんなに優れたシステムにもデメリットは存在します。全館空調システムの主なデメリットは以下の通りです。
1. 初期費用が高い
導入時のコストが高く、予算オーバーになることも。事前にしっかりと資金計画を立てることが重要です。
ただし、長期的な視点で見れば、個別エアコンの交換費用や電気代の節約効果により、トータルコストでは有利になる場合もあります。
2. ランニングコスト（メンテナンス費用）
フィルター交換やダクト清掃など、定期的なメンテナンスが必要です。フィルターは年1～2回の交換が推奨され、5,000～20,000円程度の費用がかかります。
また、システム全体の点検や清掃を専門業者に依頼する場合、年間3～5万円程度の費用が発生することがあります。
3. 部屋ごとの温度調整が難しい
全館一括管理のため、部屋ごとに細かく温度設定をしたい場合は不向きです。日当たりや家族の生活スタイルによっては、補助的なエアコンやサーキュレーターが必要になることもあります。
ただし、最新のシステムでは、ゾーン別の温度制御機能を備えたものもあり、この問題は徐々に解決されつつあります。
4. 乾燥しやすい
冬場は室内が乾燥しやすくなるため、加湿器の併用をおすすめします。特に、暖房時は空気が乾燥しがちで、適切な湿度管理が必要です。
5. 故障時の影響範囲が大きい
システムが故障した場合、家全体の空調が停止してしまう可能性があります。個別エアコンの場合は、1台が故障しても他の部屋は影響を受けませんが、全館空調では全体に影響が及ぶ可能性があります。
6. 設計・施工の専門性が必要
全館空調システムの性能を最大限に発揮するためには、住宅の設計段階から専門的な知識と経験が必要です。施工会社の選定も重要なポイントとなります。
全館空調システムの種類
全館空調システムには、大きく分けて以下の種類があります：
1. ダクト式全館空調
最も一般的なタイプで、ダクトを通じて各部屋に空調された空気を送るシステムです。温度の均一性が高く、空気の質も良好に保てます。
2. 床下空調システム
床下空間を利用して空調を行うシステムです。ダクト工事が比較的簡単で、コストを抑えることができます。
3. 小屋裏空調システム
小屋裏（天井裏）空間を利用するシステムです。2階建て住宅などで効果的に活用できます。
4. 基礎断熱併用システム
基礎断熱と組み合わせて、床下から暖房効果を得るシステムです。冬場の暖房効率が特に優れています。
協同建設の全館空調システムの特徴
私たち協同建設株式会社は、福岡県飯塚市を中心に、地域密着型の家づくりを行っています。全館空調システムの導入にあたっては、以下の点にこだわっています。
1. 高気密・高断熱住宅との組み合わせ
全館空調システムの性能を最大限に引き出すためには、高気密・高断熱住宅が不可欠です。私たちは北海道基準を上回る断熱・気密性能を実現し、快適な住環境をお約束します。
具体的には、断熱性能（UA値）0.46W/㎡K以下、気密性能（C値）0.5c㎡/㎡以下を標準仕様とし、エネルギー効率の高い住宅を提供しています。
2. 家庭用ルームエアコンの活用
特殊な業務用エアコンではなく、省エネタイプの家庭用エアコンを1～2台使用。経済的かつメンテナンスも容易です。
家庭用エアコンを使用することで、万が一の故障時にも迅速な対応が可能であり、部品の調達や修理費用も抑えることができます。
3. 24時間全熱交換換気システム
高性能フィルターを備えた換気システムで、常に新鮮で清潔な空気を家中に供給します。アレルギー対策や健康面でも安心です。
全熱交換換気システムにより、外気の熱を回収しながら換気を行うため、エネルギーロスを最小限に抑えることができます。
4. 地域密着のサポート体制
1972年創業以来、地元飯塚市を中心に多くの実績を積み重ねてきました。お客様一人ひとりのご要望に寄り添い、理想の住まいを実現します。
地域密着だからこそ、アフターサービスも万全です。システムの定期点検やメンテナンス、万が一のトラブル時にも迅速に対応いたします。
5. カスタマイズ対応
お客様のライフスタイルや家族構成に合わせて、システムをカスタマイズします。例えば、書斎や子供部屋の温度を個別に調整できる機能や、就寝時の省エネ運転モードなど、細かなニーズにもお応えします。
全館空調システムの選び方
全館空調システムを選ぶ際は、以下のポイントを考慮することが重要です：
1. 住宅の規模と間取り
住宅の延床面積や間取りに応じて、適切なシステムを選択する必要があります。小規模住宅では床下空調、大規模住宅ではダクト式が適している場合が多いです。
2. 予算と費用対効果
初期費用だけでなく、ランニングコストやメンテナンス費用も含めた総合的な費用対効果を検討しましょう。
3. 施工会社の実績と技術力
全館空調システムは、設計・施工の技術力によって性能が大きく左右されます。豊富な実績と専門知識を持つ施工会社を選ぶことが重要です。
4. アフターサービス体制
長期間使用するシステムであるため、充実したアフターサービス体制を持つ会社を選びましょう。
福岡県の気候特性と全館空調システム
福岡県は、夏は高温多湿、冬は比較的温暖な気候特性を持ちます。この気候特性を考慮した全館空調システムの運用により、年間を通じて快適な住環境を実現できます。
夏季の対策
福岡の夏は気温が35℃を超える日も多く、湿度も高いため、効率的な除湿機能が重要です。全館空調システムでは、除湿と冷房を同時に行い、快適な室内環境を維持します。
冬季の対策
福岡の冬は比較的温暖ですが、朝晩の冷え込みや急激な気温変化があります。全館空調システムにより、家全体を均一に暖房することで、快適性とエネルギー効率を両立できます。
梅雨・台風対策
梅雨時期や台風シーズンには、高湿度や強風に対する配慮が必要です。全館空調システムの換気機能により、湿度コントロールと空気質の維持が可能です。
導入事例とお客様の声
協同建設では、これまで多くのお客様に全館空調システムを導入していただきました。以下に代表的な事例をご紹介します。
事例1：4人家族のY様邸（延床面積130㎡）
「以前は冬場のお風呂上がりが寒くて大変でしたが、全館空調にしてからは家中どこでも快適です。特に子供たちが風邪をひきにくくなったのが何より嬉しいです。」
事例2：高齢者ご夫婦のS様邸（延床面積100㎡）
「夜中にトイレに行くときも温度差がなく、ヒートショックの心配がありません。電気代も思っていたより安くて、導入して本当に良かったです。」
事例3：共働きご夫婦のM様邸（延床面積150㎡）
「仕事から帰ってきて、すぐに快適な環境で過ごせるのが最高です。個別エアコンのように部屋ごとにスイッチを入れる必要がないので、とても楽になりました。」
メンテナンスとアフターサービス
全館空調システムを長期間快適に使用するためには、適切なメンテナンスが不可欠です。協同建設では、以下のようなメンテナンスサービスを提供しています。
定期点検サービス
年1回の定期点検により、システムの動作状況を確認し、必要に応じて調整や部品交換を行います。
フィルター交換サービス
高性能フィルターの定期交換により、空気質を維持し、システムの効率を保ちます。
緊急対応サービス
万が一の故障やトラブル時には、迅速に対応いたします。地域密着の強みを活かし、お客様のご不便を最小限に抑えます。
将来性と技術革新
全館空調システムは、今後も技術革新が続く分野です。IoT技術の発達により、スマートフォンからの遠隔操作や、AI による自動制御機能なども実用化されています。
また、再生可能エネルギーとの組み合わせにより、さらに環境負荷を削減した住宅も実現可能です。太陽光発電システムや蓄電池との連携により、エネルギー自給率の高い住宅づくりも可能になります。
よくある質問
Q1: 全館空調システムは既存住宅にも設置できますか？ A1: 可能ですが、住宅の構造や築年数によって工事内容が変わります。詳しくは現地調査の上、ご提案させていただきます。
Q2: 停電時はどうなりますか？ A2: 停電時はシステムが停止しますが、復旧と同時に自動的に運転を再開します。蓄電池システムと組み合わせれば、停電時でも一定時間の運転が可能です。
Q3: ペットがいる家庭でも大丈夫ですか？ A3: はい、問題ありません。むしろ、ペットにとっても快適な環境を提供できます。高性能フィルターにより、ペットの毛やにおいも効果的に除去します。
Q4: 花粉症への効果はありますか？ A4: 高性能フィルターにより、花粉の侵入を大幅に減らすことができます。多くのお客様から、花粉症の症状が軽減されたとのご報告をいただいています。
まとめ
「福岡 全館空調システム」というキーワードで家づくりを検討されている方へ。全館空調システムとは、家全体を快適な温度に保ち、健康で安心な暮らしを実現する最新の空調システムです。価格や電気代、デメリットも正しく理解した上で、最適な住まいづくりを進めていきましょう。
全館空調システムの導入により、以下のような価値を得ることができます：
- 快適性の向上: 家全体の温度が均一で、季節を問わず快適な住環境
- 健康面のメリット: ヒートショックや室内熱中症のリスク軽減、清潔な空気環境
- 省エネ効果: 高効率な運転により、電気代の節約が可能
- 生活の質の向上: 間取りの自由度向上、静かな住環境の実現
- 資産価値の向上: 快適で健康的な住宅として、長期的な資産価値の維持
一方で、初期費用の高さや定期的なメンテナンスの必要性など、デメリットも存在します。これらを総合的に検討し、お客様のライフスタイルや価値観に最適なシステムを選択することが重要です。
協同建設株式会社は、福岡県飯塚市で地域の皆様の快適な暮らしを全力でサポートいたします。1972年の創業以来、地域密着型の家づくりを通じて培った豊富な経験と技術により、お客様一人ひとりに最適な全館空調システムをご提案いたします。
全館空調システムに関するご相談やお見積もりは、どうぞお気軽にお問い合わせください。専門スタッフが丁寧にご説明し、お客様の理想の住まいづくりをお手伝いいたします。
お問い合わせ先
協同建設株式会社
〒820-0013
福岡県飯塚市上三緒367-7
TEL：0948-23-7151
営業時間：9:00～18:00（モデルハウス水曜日休み）
「家族みんなが一年中快適に過ごせる家」それが協同建設の全館空調システムです。
快適で健康的な住まいづくりを通じて、お客様の豊かな暮らしの実現をサポートすることが私たちの使命です。全館空調システムという最新の技術と、地域密着の信頼できるサービスにより、福岡県飯塚市から皆様の理想の住まいをお届けいたします。