今日は田町の「SHIBAURA HOUSE」で開かれた『新しい働き方とそのしくみ」というシンポジウムに参加した時に、思ったことをレポートしたいと思います。個人的に文章講座を受講しまして、その最初の練習の文章でもあります!
ちなみにこのシンポジウムはNEO WEEK2012という5日間のイベントの一つとして行われたもので、経済産業省の梶川文博さん、Open A代表の馬場正尊さん、studio-L代表の山崎亮さんがパネリストでした。
あす以降も「これからの働き方とワークプレイス」をテーマにシンポジウムやワークショップが開催されますので、興味のある方は参加してみてください!
以下URL→NEO WEEK 2012
「あたりまえのこと」に気づかせてくれた2人のモザイク人
世界経済は、18世紀の産業革命以来、分業で「作業」効率を上げることによって形作られてきた。確かに各々が専門を持つことは、日々のくらしを豊かにしたかもしれない。しかし互いの境界を設けてしまうことは、異なる者同士がぶつかり合うことで生じる創造性を阻害してしまう。個人主義の台頭によって多様性が求められる21世紀において、新しいアイデアが生まれる機会を奪うのはあまりに惜しい。
ここで問題なのは、人々の価値観が多様化しているのに、いまだに働き方が、同じような「作業」の繰り返しとなっていることである。そこで今、注目されているのが「モザイク人」である。この「新種」の人類は、ある時は建物の設計をしたり、またある時は本を書いてみたり、雑誌の編集をしてみたりといった複数の顔を持った人たちのことである。
馬場正尊氏は好きなことに素直に生きる人だ。建物の設計をしていたが、興味をそそられ広告の世界へ。現在は設計事務所を経営しつつ、感性で物件を紹介する東京R不動産も手掛ける。その中で大事にしていることは問題など「気づいたことを次につなげる」ことだ。例えば行政から公園の設計を頼まれた際、申請書類を別の部署に持って行ったが、なかなか受け入れられなかった。この同じ役所でも考えていることが違うという問題意識が公共空間の作り直しに関心を向かわせた。
一方の山崎亮氏は好きなことには素直でなく、自分で決めたことはあまりなかった。ワークショップ形式でまちづくりを行っていく今のスタイルも、当時勤めていた設計事務所で嫌々やらされたことがきっかけだった。高校時代に「バイオテクノロジーをやれば食いっぱぐれることはない」と周囲から言われ、大学は農業工学科に進んだ。しかし農業化学科でしか学べないことを知り、ゼミも興味がないものばかりであった。
この2人に共通するのは、つまらない「作業」を面白い「仕事」に変えることができたということ。それはすなわち、自分の人生を面白くすること=生きがいにつながる。と同時に、境界を越え、つながりを持つことで、コミュニティ再生や少子高齢化などの困難な課題を解決する糸口になることを期待したい。
最後に今回気づいたことを私なりに次につなげたいと思う。それは同じ設計事務所のトップである2人が、異なる生き方をしていたということである。―モザイク人という考え方も決して「新種」の人類なんかではない。人はみんな違った個性を持って生きているという、昔から言われていることで、あたりまえのことなんだと…。
