先日「教育虐待 子供を壊す教育熱心な親たち」という本を読みました。

 

教育虐待: 子供を壊す「教育熱心」な親たち (ハヤカワ新書)

 

 

教育虐待とは

あまりに教育熱心すぎる親が、勉強や成績に関して過剰な言葉掛けや行為を行い、子供を追い詰めることです。

 

 

・小学生なのに勉強を長時間させる

・子供の進路を親が決め、背くことは許されない

・能力を貶められる

そういった行為が子供の心理や脳にどれだけ悪影響を及ぼすのか、について記載されています。

 

 

教育虐待が原因で起こった悲惨な事件として知られているのは

奈良エリート少年自宅放火事件

滋賀医科大学生母親殺害事件

でしょうか。

 

 

筆者によると

・教育虐待は正式に統計としてカウントされていない

・ゆえに正確な発生数は分からない

・虐待案件のうちに2~3割は教育虐待に該当するのではないか

らしいです。

 

 

この記事を読んでくださっている方には、関係がないかと思います。

 

でもあえて、この本を読んで私が思った

「教育虐待をしないために気をつけるべきこと」

をお伝えさせてください。自分用のメモでもあります。

 

=====

・ゼロイチ思考を捨てる(テストの点や受験の結果だけで物事を判断しない) 

・子供の元々の能力にはばらつきがあることを認める

・自分の学歴や教育、仕事に対する価値観を見直す 

・子供に対する理想は一旦捨てる 

・自分が成し得なかった後悔を、子供にリベンジしてもらおうとして思わない

・勉強量と成績は必ずしも比例しないことを念頭に置く 

・勉強や受験では子供に退路を用意する

・閉鎖的でつきっきりで勉強を教える、という環境はなるべく 避ける

=====

 

中学受験が増えたことにより教育虐待が増えてるのではないか?との筆者の考えには、首をかしげるところもあるのですが・・・

自分の価値観を再度考えさせられる本でした。

 

 

教育虐待: 子供を壊す「教育熱心」な親たち (ハヤカワ新書)

 

 

 

【参考記事】

右矢印成績は親の教育か、遺伝か

右矢印間違えてもやり直せばいい

右矢印都会と田舎の教育格差

右矢印「女子は理系科目が苦手」は間違ってる

右矢印してないのに勉強した、と嘘をついてきます…

 

 

 

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