皆さん、こんばんは。

 

この記事を書き始めた時刻は午前1時半(笑)

 

時計の1時半の角度を見ると、無駄に明るいコンビニの店内とコピー機の光がセットで思い出されます。

 

なんでかっていうと、昨年うーたん選手の過去問を家の前のコンビニでコピーしているときによく見かけた時間だからです(笑)

 

明日は睡眠不足確定ですが、頑張って書きます。

 

※前回の記事がまだの方はこちらから

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教育・受験ジャンルで、学習法を書いているブログは多々見かけますが、N40付近の人達に向けられたものは【皆無】であると言っても過言ではありません。

 

実際にはN40はそれほどレアではないにもかかわらずです。

 

そこで、昨年の記憶をだくりよせながら、N40付近の子を持つ親御さん向け科目別アドバイスを書きたいと思います。

 

ご承知のとおり、人間の地頭・適性は個々人によって違いがあり過ぎるので、万人(N40全員)に妥当するものではありません。あくまで、一参考意見としてお聞きいただければ幸いです。

 

 

  国語

 

N40付近の子に共通していえるのが「読解力がないこと」です。これは勉強ができない子、ほぼ全員に当てはまるのではないかと思います。

 

この「読解力がないこと」が全科目に波及して、全科目成績が壊滅しているものと考えます。

 

その観点からすると、国語という科目を軽視すべきではありません。

今がもし12月とか1月なら、短期で仕上がる科目(社会など)に集中すべきですが、まだ半年近くありますから、焦る必要はありません。あと3ヶ月くらいは、腰を据えて勉強できる時間が残っています。

 

国語に関して、プロ家庭教師の先生、個別指導の先生、日能研の先生から様々なアドバイスをいただきましたが、その中でもN40レベルの子に有効だったと思うアドバイスは、

 

①漢字・語句の学習は最重要と認識する。漢字二字熟語は音読みとそれぞれの漢字の訓読みをセットで覚える。

 

②文章読解は、傍線部の前後関係(だけ)で解く。

の2点です。

 

なぜそのように考えるかを述べます。

 

①漢字・語句の学習は最重要と認識する。漢字二字熟語は音読みとそれぞれの漢字の訓読みをセットで覚える。

(理由)

単純に、偏差値下位校ほど、長文読解以外の(=漢字・語句の)配点割合が高い傾向にあるからというのも理由の一つです。

しかし、より本質的な理由は、『漢字(二字熟語)の学習は、抽象的な概念を理解することにつながるから』です。文章中に入っている抽象的な概念ワードが理解できないと、当然文章なんて読めないし、これが当該文章のキーワードになっていた場合は【試合終了】となります。

また、「この抽象的な概念を理解する」は、中学・高校・大学と段階が進むにつれ、どの分野に進むにしても(程度の差こそあれ)避けて通ることはできませんから、勉強が苦手な子であっても、抽象的な概念を理解する訓練は積んでおく必要があると私は思います。

後半に書いてある「訓読みをセットで覚える」というのは、これにより、漢字の習得と抽象概念の理解を同時に行うことができるためです。熟語の漢字を訓読みで読んだだけで、意味そのものになることも多いです。ここは大人が手伝ってあげることができる部分だと思います。

 

また、「豊中の塾講師」の重本先生が以前、「語彙が豊富な人で国語ができない人間を見たことがない」と書かれていましたが、これはそのとおりだと思います(笑)

 

 

次に2点目行きます。

 

②文章読解は、傍線部の前後関係(だけ)で解く。

(理由)

まあこれは、あえて過激な書き方をしています。

※ターゲットはあくまで「N40付近の子」です。

 

これは賭けてもいいですが、N50以下の中学校の国語なんて、はっきり言って、傍線部の前後関係だけで解ける問題が大半であり、これらを正答すれば合格点は取れます。

 

そして、N45以下の子は、傍線部の前後の文脈だけ把握すれば解けるはずの問題ですら、まともに解けないのですこれは、N45以下の子の国語の答案を見ている親御さんや家庭教師の先生方なら理解していただけるかと思います。

 

N40台の学校でも「文章全体を理解していないと解けない問題」もいくらか出ますが、そんなものは落としても不合格にはならないです。

 

中学受験の文章ってN40台の学校の問題でも、大人向けに書かれた文章であり、それを漢字語句問題も含めて50分で2題(=実質長文1題20分)で解く必要があるのですから、N40台の小学6年生が「文章全体の意味や背景まで理解して解く」なんてことはできるわけがありません。(それができるなら、そもそもこの偏差値にはなっていません)

 

よって、国語がボロボロの子に対しては、

●傍線部の前後をよく読んで、前後関係だけで解く気持ちでいけ

を徹底的に指導したほうが、得点が上がる可能性があります。

 

「文章全体を理解する」は、まずこの前後の文脈を正しく捕捉できるようになった「その先」にあるものです。

 

まずは、1つ~2つのパラグラフを丁寧に、正しく読むことからはじめていきましょう

 

 

最後に、中学受験塾のテキストに含まれている「品詞」と「修飾関係」の問題は、入試に出ることは多くはありませんが、ある程度真面目に取り組んでおくべきかと思います。


これができない子は、中学受験が終わった数か月後、「英文法の覚えが悪い」、「形容詞と副詞の違いもわからんのか」と言って嘆いている確率が9割5分くらいですよ(笑)

 

 

今日の記事は以上です!!

国語編を詳しく書いてほしいというリクエストが複数の方からありましたので、今回は普段あまりスポットの当たらない国語にボリュームを割きました。

繰り返しになりますが、N40の子と伴走した親の一意見ですから、その程度のものと捉えて読んでいただけますと幸いです。

 

次回は、算数・理科・社会・過去問編を書きたいと思います。

 

それではまた明日頑張りましょう👍

 

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