今から約2ヶ月前、アメンバー最終募集とともに公開記事終了のお知らせをあげた。
このときは本当に受験終了まで公開記事は出さないつもりだった。
先週、近況報告として公開記事をあげたところ、予想外に大きな反響をいただいたが、先週はまだ、当該単発記事をあげたら再び「潜る」つもりだった。
しかしその後色々考えた。
受験の結果がどうであれ、「中学受験を間近に控えた6年生の親」という立場はあと55日で失われる。
中学受験が終わった後に、ああだったこうだったと振り返ったところで、必ずしも当時の記憶を正確に呼び起こすことはできないし、どうしても受験結果に脚色された記述になってしまう。
読者の皆さんからしても、渦中の人間がリアルタイムで書いている記事と、受験終了後の人間が書いている記事とでは、まるで読みごたえが異なるであろう。
だから私は再び書くことにした。
仕事も忙しいし、これからどんどん追い込まれていくので、どこまで続けられるか分からないけれど、時間と気力が許す範囲で、「日能研偏差値40の中学受験生の父」としての生々しい気持ちを書き残しておこうと思う。
先日の公開記事で述べたように、我が家は持ち偏差値がN42くらいで、N45前後の学校群で行きたいところがないので、N30台後半~N40くらいの学校を3つほど受験する予定である。
関西は首都圏以上に日程凝縮型のスケジュールで、1/13の統一入試で決めないと後々かなり苦しくなる。倍率もほとんどの学校が1倍台であり、受験生全体がそのような動きをしている。だからチャレンジ受験はしない。
公開模試でN40を割ったことはないし、最近は、N40くらいの学校の過去問ならなんとか合格最低点を超えてくる。
このまま無事に走りぬくことができれば、
N30台後半~40くらいの学校に、ひっそりと進学することになる。
逆に言うと、
ここは何が何でも落とすことはできません。
全落ちして、また高校受験なんて、娘も私も、もう耐えられません。
この中学受験、辛いことの連続でした。
一言でいうと、我が子がよその子にまるで赤子の手をひねるかのごとくやられていく様をまざまざと見せつけられるものでした。
塾に行っても、
娘の席は常に一番後列か、後列2列目。
6年生になってからは、範囲の決まった育成テストの共通問題でさえ25点とか、そんな点数を連発してきました。
ブログを運営したり、他人のブログを見るのも考えものだと思います。
「息子が、娘が、全然勉強しない」
そんなことが書かれていても、成績は我が子のはるか上。
レベルの高い他の子と比較するつもりはないけれど、親としての自己肯定感もダダ下がりになりました。
以前、息子が東大や医学部に受かると、まるで自分自身もそこを出た人間であるかのように語り出す母親がいたという話を記事にしましたが、私はその逆です。
俺自身も実は頭が悪かったのか?とまで思いました。
いや、それほどまで、娘には理解力・思考力・記憶力が欠如していたのです。
まず、私には、「宿題で3回連続できたのと同じ問題がテストに出ているのに解けない」という現象が全く理解できませんでした。
等差数列のN番目の数を求める公式、和の公式…。
これらを短い目に見える数列で実演して教えているのに、全く理解できない。
そんなことがありえるのか?と。
言葉遣いが悪くて非常に恐縮だが、娘に勉強を教える中で、
ここまで頭の悪い人間がこの世に存在するのか
とさえ、私は何度も思いましたね…。
(※ドン引きしないでくださいね。気持ちを赤裸々に伝えるために、あえて包み隠さず書いています。)
私がなぜそんなふうに思ってしまったのか。
それは、私が、子どもの地頭による個人差というものを、理解していたかに見えて、正しく理解していなかったからです。
(つづく)
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