久しぶりの公開記事(単発投稿)です。

 

まもなく、関西統一入試まで60日、

首都圏統一入試まで80日を切ろうとしています。

 

6年生の秋。

我が家の受験生はどうなったか。

偏差値は夏前から変わっていません

 

9月以降の公開模試における主要二科目は、

国語・算数ともにN38~N48の範囲で変動し、

総合はN41~N43あたりで固定しています。

 

「努力しているのに伸びない」

じゃなくて

「努力しているから下がらない」

 

これが現実です。

 

 

本人は、N30台後半~N40くらいの学校を

希望しています。

 

親である私としても、一か八かで

N45くらいの中堅校的な位置づけの

学校を狙うよりも

 

入学後を見据えて、

真ん中より上で入れる学校を望んでいます。

 

そして、そういった適正校を確実に

おさえることだけに狙いを絞って

 

娘の意向も反映しつつ

日々の学習メニューを組む程度の

サポートをしてあげています。

 

 

3年生のとき、

入塾テストの偏差値25を切る状態で

日能研に入り、

5年後期に何度か50に乗りましたが、

年明けから一気に40まで低下。

 

そこからの10ヶ月はずっと同じ偏差値です。

 

不思議なことに、入試2ヶ月前の今、

併走生活でいちばん

「緩やかで穏やかな日々」を送っています。

 

 

ここまで併走してきて思うこと。

 

それは、

世間で言われているような

「育てかた学力寄与論」なんて

ほとんど何の役にも立たない

ということです。

 


先ほど、娘は頑張っても頑張っても

N40より上にいかないという話をしました。

 

へー3年生から塾に行かせてきたのに?

勉強のやり方が悪いんじゃないの?

 

そう思う人もいるかもしれません。

 

でも、

現時点で、全科目N40取れていない子、

いやN35すら届かない子だっています。

 

このブログを読んでいる人の中にも、

おそらくおられると思います。

 

そういう子の親だって、

我が子が小さい頃から大切に育て、

色々な話をし、色々な経験をさせ、

成育環境を整えてこられたはずです。

 

偏差値65超えてる子の親が与えてきた

「環境」や「育て方」は素晴らしくて、

そうでない40切ってる子の親は、

「良い環境や育て方を提供しなかった」

と思いますか?

 

私はそうではないと思います。

 

限定記事では何度か書きましたが、

私は中学受験時点の偏差値が30近く離れた

兄弟姉妹の中で育って、

勉強適性がない子を我が子として

育ててきたからよくわかります。

 

学力は親の育て方なんかでは

どうにもなりません。

 

「学力は環境と育て方で決まる論」は、

一見期待を持たせるようにみえて、

成績伸びない子やその親にとっては

とても残酷な話だと思います。

 

この論を発信しているのは

学歴的子育て成功者が100%で、

N=1やN=2に過ぎない話を

あたかもそれが全てであるかのように

語っているケースが多いです。

 

しかし当の本人は何の疑いもなく

それを信じているのは、

子育てとはとてつもなくエネルギーを

必要とし、命がけでするものだから

だと思います。

 

自分が投じてきたエネルギーと犠牲が

極めて大きいので、

それと結果、すなわち子の学力向上

との間に因果関係があったというふうに

何の疑いもなく信じ込んでしまうんだと

思います。

 

その背後に、何をやっても、

たいして学力向上しなかった親子が

ごまんといることを忘れてはなりません。

 

この手の持論は、私の脳内ですでに

“論文級”に構築できているのですが、

今は仕事も忙しくて、何よりも、

公開記事で書いて大炎上して

余計なストレスを溜めたくないので、

来年の受験終了までお待ちください

 

 

残り60日。

まだまだ学力は伸びますが、

成績が上がることはないと思っています。

 

私はもう、

これが我が子が持って生まれた

カードなんだと腹を括っています。

 

娘は、精神的に幼い所を残しつつも、

目標に向かって毎日勉強を続けています。

 

中学受験的にみれば「下位校」と

言われる学校群ではありますが、

決して甘く見ることなく、

万全の態勢で臨むつもりです。

 

同じような状況に置かれている人、

目立たないだけできっと多いと思います。

 

残り60日(80日)、共に頑張っていきましょう。