1日の勉強時間はそこそこ長い娘。
殊更にダラダラしているわけでも、勉強するふりをしているわけでもない。
進行速度が異様に遅いのは、それだけの処理能力しか持ち合わせていないからである。
私はもう分かっています。
地頭の悪い子が8時間勉強しても、
地頭のいい子の2時間にすら追いつけないことを。
本当に悲しいけど、これが現実です。
特に中学受験ではそうです。
はっきり言って、
中学受験の算数や物理化学なんて、
所詮「比例計算地頭ゲーム」です。
(比例の考え方を使えば解ける問題が多いという意味)
だから地頭のいい子は、各単元の基本の基本さえ理解しておけば、どんどん応用問題が解けていきます。(逆に専門性の高い領域では、地頭だけではどうにもなりません。)
地頭の悪い子が努力しても、
あくまで、「同一地頭帯」での順位入れ替えが起こるだけです。
逆に地頭のいい子は、さほど努力しなくても、それなりの成績を維持します。
ぶっちゃけ、夏期講習受けて、出来なかった問題を授業ノート見ながらちょろっと復習して、あとはテキトウに遊んでいても、地頭のいい子は成績を維持できます。
自分を含め、色んな人のブログを見ていると、良くも悪くも、そう思わざるをえないのです。
我が娘は、やってもやっても、恐るべきスピードで抜けていきます。
算数に関しては、理解したかのように見えて表面的にしか理解していないので、問題が変わったり、日にちが経てば、まるで初めて対峙するかのような状態になります。
ところが、偏差値30台後半~40付近よりも下にはさがらず、そこで踏みとどまっているのは、
そのレベル帯の子というのは、同様に抜けていく仕様になっているからなのだと思います。
したがって、娘にとってライバルとなるのは、「入り」と「出」がほぼ同量の「ニュートン算的仕様」の子達であり、そういった子達の中で、いかに「入り」を増やして「出」を抑えるかという勝負になります。
娘には、私が持っていた理数系の適性は全くといってよいほど遺伝しませんでした。
もちろん、娘には私にはない良いところがたくさんあります。そんなこと百も承知です。
でもこの中学受験というステージにおいては、勉強(特に理数系)のセンスを欠いていたことで、この子自身も、とてつもなく苦しんでいるという事実は否定できません。
地頭ランクでいえば、「N35帯」かもしれません。
だから、志望校の下方修正はできません。
やるしかないんです。
きのう、王貞治さんの格言を紹介しました。
まさか王さんも、こんな「地頭モンスター」に自分の格言を「ネタ」として使われるとは思っていなかったでしょうね。
他にどんな「格言」があるのかなと思い、ネットで探していたら、今の我が家(およびそれに近い状況の方)にぴったりの格言を見つけましたので、今回は真面目に紹介します。
【福沢諭吉】
●進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む。
●努力は、「運命」 さえも変える。
このくらいの気持ちで取り組んでいかないといけません。