※大学受験向きの記事です。大学受験生のご子息をお持ちの方は是非最後までお読みください。
皆さんおはようございます。
自分の過去のブログを読み返していると、けっこう楽しいですね。
そのときに感じていたことが鮮明によみがえってきます。
ちょうど1年前はこんな記事を書いていました。
うーん、「控えめ」ですね(^_^;)
上で「そのときに感じていたことが鮮明によみがえる」と書きましたが、同時に「この記事はどのくらい本音で書いていたか」ということにも、気付いてしまいます。
この頃はまだ「控えめ」にしていました。
私が「葛藤」や「誰も言わない真実」を書き始めたのは、3月頃からです。
3月上旬にUPした記事で、比較的反響が大きかった記事を再掲します。
いただいたコメントも、私の記事に呼応するかのように、皆さんいろいろ書かれています。
たとえばこのコメント↓↓
それとか、このコメント↓↓
そして、自分のコメント返信を見ると、このときすでに「地頭モンスター」という言葉を使っていたことがわかります笑
今日はこのコメントの前段に書いている内容について掘り下げたいと思います。
私が高校時代、浪人時代に、周りの東大受験生・京大受験生を見て思ったことがあります。
それは・・・
『反復学習型受験マシーン』は模試でA判定を出していても本番はそこそこ落ちるのに対し、『本質理解型地頭モンスター』は模試ではC判定でも本番はなぜか受かっていく。
ということです。
本当にクソみたいな世界ですが、特に東大は(京大も)マジでこれです、本当に。。
東大に十名以上が合格する進学校出身の方や、予備校関係の方は、なんとなくわかってくださるのではないかと思います。
なぜこのようなことになるのか、ですが、
私の見解は、
「予備校が作った特定大模試と、大学教授が作った入試は、質が異なるから」です。
うまく表現できないけれど、
予備校が作った模試は、こねくり回した系の難しさで、大学教授が作った模試は、本質を突いた系の難しさっていう感じです。
予備校が作った模試は、
「あ~この問題、何年の何番の問題を改造して作ったな」と思われる問題さえあります。
(予備校側は少ないメンバーで年に2本用意しないといけないという不利な事情もあります。)
特に数学は、
予備校の模試は部分点によるグラデーションが付き過ぎる傾向にあります(特に京大模試)
それに対し、本番の入試問題は、オールorナッシング系のものが多いです。
本番の入試問題は、思いつかなかったら手も足も出ないが、思いついたら一気にゴールまで道筋が見えるという問題が比較的多く存在するのに対し、模試ではこのような問題は少ないです。
そのため、ある程度繰り返し勉強していれば、模試では途中まで解けるが、本番は全く解けないという状況が発生します。
本番の入試とオープン・実戦模試はどちらが難しいですか?という質問に対して、
『本質理解型地頭モンスター』は、模試のほうが難しいと答える傾向が強く、
『反復学習型受験マシーン』は、入試のほうが難しいと答える傾向が強いです。
したがって、先輩の東大生や京大生に、
「入試より模試のほうが難しいから、オープンや実戦で合格点取れてたら心配しなくていいよ〜」などと言われても、絶対に安易に信じてはいけません。
そいつは「本物ギフテッド的要素」を持つ「地頭モンスター」かもしれないからです。
ちなみに、私自身は「反復学習型」の人間でした。
だから、10代の頃から「地頭脅威論」に立っていました。
そういう「勉強適性はあるが、凡人の域を脱しない人間」が、東京一工レベルを受けて、彼らと互角に戦うためには、こういった「地頭」的な部分を否定したり、目を背けるのではなく、むしろ直視して、どうやってその差を埋めるかということを真剣に考えたほうが、合格可能性は高まるように思います。
具体的な勉強法は人それぞれですし、そもそも、もう忘れてるので書きませんが、
●なぜその解法でとくのか
●別の解法はなぜ行き詰まるのか
●なぜ思いつかなかったのか/思いついたのか
●得られた知見を一般化しようとする
●この問題を通して出題者が伝えたいことを考える
●本番は必ず見たこともない問題が出題されるとあきらめる(問題解きまくればきっと似たような問題に当たるという期待は捨てる)
ということを普段から強く意識して、
地道に取り組んでいくしかないのかなと思います…
私だってほんとうは「努力に勝るものはない!」と言いたいです。
でも、どのレベル帯においても、地頭の問題は本当に深刻なレベルで存在しています。
それが現実です😔