提案いろいろ
ここ数日、共謀罪についての報道が増えています。
この共謀罪について、「あった方がいいでしょ」「絶対反対」など色々な意見がある
と思いますが、今までの状況から比べると、ようやく話題に上がってきたことで、
関心を持って下さる方が増えているのでは?
と期待しています(関心を持たれないほうが絶対怖いですから・・・!)。
さて、共謀罪に賛成の人にも反対の人にも、
ぜひやってみて欲しいなー、と思うことを挙げてみました。
・法務委員会の理事や委員に意見をファックス
※この共謀罪について、どう思っているかを伝えたり、
疑問や質問をぶつけてみたり、とにかく議員さんとコミュニケートしてみる。
ファックス番号の一覧はこちら→http://kyobo.syuriken.jp/iinkai.htm
・地元議員に「最近新聞に報道されている共謀罪ってなんですか?」と電話する
※自分の地元の議員さんは、けっこう詳しく調べ物をしてくださったりします。
地元議員の検索はこちら→http://seiji.yahoo.co.jp/
・マスコミに「共謀罪の報道をもっと詳しく」と電話する
※新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど、まだまだ報道は少ない
(というか共謀罪のさわりだけしか報道していないケースが多い)ので、
もっと詳しく内容を知りたいということを伝えてみる
マスコミ一覧はこちら→http://kyobo.syuriken.jp/media.htm
・法務委員会の傍聴に行く
※委員会の様子はインターネットでも見ることが出来ますが
(こちらから→http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm
)
たまには実際に永田町に行ってみるのは如何でしょうか?
実際の審議の現場に立ち会うことで、もしかしたら何か見えてくるものがあるかも
(委員の出欠状況や、どんな野次が飛んでいるかもナマで見られます)。
傍聴の方法はこちらを参照ください→
http://www.shugiin.go.jp/itdb_annai.nsf/html/statics/tetuzuki/bouchou.htm
具体的には、地元の衆議院議員(野党議員が狙い目)の事務所に電話して、
「●月●日の法務委員会を傍聴したいんですが・・・」と申し出ます。
あまり日が迫っているとダメな場合もあるので注意。
・ブログに意見を書く
※書くことで自分の考えも整理されるし、
いろいろな考えの人たちとも繋がれるし。
・共謀罪クイズをやってみる&友人たちにやってもらってみる
http://kyobo.syuriken.jp/quiz.htm
※手前味噌ですみません(^^;)。でも、法案の内容を知らないと始まらないのでー。
こんな中で、さらに多くの人が議論に参加してくださるといいなあ
と思います。(R)
強行離陸、自らの指摘に答えない修正案
昨日昼間、衆議院法務委員会のインターネット審議中継の音声を聞きながら仕事をしていた。しばらく騒ぎが続くうち、怒号のなかから切れ切れに、法案らしきものを読み上げる声が聞こえてきた。
保坂展人のどこどこ日記
によれば、野党の申し入れや抗議を無視し、強引に審議入りしたようだ。(共謀罪のスタートは強硬離陸
) なぜそんなに急ぐのだろう。
修正案を出した早川議員は、昨年の国会審議で「共謀罪の規定は、条約が求める範囲を逸脱しているのではないか」、「本当にだれでも同じ解釈にたどり着くようなそういう法文になっているか」と、法案の問題点を指摘している。
http://kyobo.syuriken.jp/paper2.htm
修正案には、これらの点はまったく反映されていない。
自ら指摘した問題点をそのままにした修正案を、どうして平気で率先して提出できるのか、とても不思議だ。( I )
共謀罪、ついに4/21審議入り
共謀罪がついに4/21(金)より審議に入るようです。
この審議入り決定のプロセス自体も、かなり強引だったようです。
詳しくは、保坂展人議員のブログをご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/c70cefff055ca9475d3f5d9ca168f2bd
報道はこちら。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060418-00000095-mai-pol
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060418-00000203-kyodo-pol
(R)
J-WAVE対談の報告
木曜日にFMラジオ局J-WAVEで共謀罪について話をすることに
なったとこのブログで予告しましたが、以下はその報告です。
1日半で集中的にやりとりをして全体の構成はつめました。
そして当日夜、六本木ヒルズの森ビル33階にあるスタジオに8時40分に駆け込み、簡単に最後の打ち合わせを済ませ、
55分にはブースに入りました。
音楽を間に挟みながらも、ぎっしり中身の詰まった20分あまり、
特に最初のところは、かなり緊張しましたが、それでも、内田さん
や女性パーソナリティーを通して若いリスナーに語りかけることを
イメージしてからは、なんとかふつうに話すことができました。
局のほうで「共謀罪ドラマ」まで用意してくれましたが、これについては、
いろいろなやりとりがありました。3つのケースのうち1つ目は微妙な
ケースだったのでこちらで用意したものと差し替えてもらいました。
でも、まさに、共謀罪マンガの音声寸劇版という感じで実にうまい演出
だと思いました。
これらのケースで共謀罪が成立するかどうかを答えてもらったあとで
それに対する解説を入れるというスタイルで、共謀罪の問題点を簡潔に
示しました。
主な内容は、以下のとおり。
・なぜ反対しているか
→意外と身近なことに関わることなのに、曖昧なことが多く、
ふつうの人では何が犯罪となるかわからないなど、疑問点が
いっぱいあるから。
・ラジオドラマ1:「音楽仲間編」
大音響ラジカセでいつも音楽の邪魔をする隣のおばさんのラジカセ
を盗む相談。役割分担をしているので、2人でも犯罪を行う目的を
持って組織立てられた団体と認定され、窃盗の共謀罪が成立。
いわゆる凶悪な犯罪集団でなく家族や友人でも対象になること
を指摘。
・ラジオドラマ2:「会社編」
会議室で昼寝しているセクハラ課長を閉じ込める相談。
組織的監禁の共謀罪。いったん合意してから、あとでやめても共謀罪は
消えないことを指摘。相手がひどい人でも、共謀罪の成立自体には影響
を与えない。ただ、刑の重さを決めるときに考慮される可能性はあること
を指摘。
・ラジオドラマ3:「CD編」
生徒3人がCD10枚をコピーして売る相談。
はっきり合意している男子2人の共謀罪(著作権法違反)は明らかだが、
あまり乗り気でない女子は合意しているかどうか定かではない。ただ、
彼女が合意しなかったと証明するのはやさしくない。また、生徒たちの
行為が著作権法違反だと知らなかったとしても、罪は逃れられないこと
を指摘。
・なぜこの法案が審議されることになったのか
→国際的な組織犯罪取締りの国際条約があってそれに合わせるために
必要だとされているが、問題は、この共謀罪法案が条約にはあるさまざま
な限定をはずしたり緩めたりして、条約の枠を大きくはみ出しているところ。
政府や与党はどうして、今国会中に成立させようとしているのかというと、
それは最近条約を批准したアメリカから、早く成立させろとの圧力がかかって
いるからなのかもしれない。それと、「最近わけのわからない連中が増えてきて
いるので、それをいつでもだれでも捕まえられるように、とにかく大きな網をかけ
られる準備を最大限にしておきたい」という当局側の意図がありそうだ。その他
「霊感商法」と比較にも触れました(当ブログ3月28日参照) 。
時代に対応する当局の善意かもしれないことがもたらす思わぬ結末という
アングルを紹介するなどして、権力に対するいわゆる糾弾口調を避けるよう
心がけました。いわゆる「左派アレルギー」のリスナーにも訴えるためです。
番組の心配りにも感謝です。わがサイトへのリンクを番組サイトの数箇所から
張ってくれました。
関東だけでなく、かなり離れた一部のコミュニティーFMでも聞けたそうで、
かなりの数のリスナーが聞いていることになります。
これまで、注目されることのほとんどなかった共謀罪法案ですが、
これから、着実に広がっていきそうな手ごたえを感じました。 (KI)
「治安元年」?
<共謀罪法案>からちょっと話は外れますが、今国会でやはり問題視されて
いるものに<入管法「改正」案>があります。
16歳以上の外国人に、入国審査時の指紋採取や顔写真撮影を原則として
義務づける、というものです。
3/22の法務委員会の議事録 を読んでいると
河野太郎法務副大臣のこんな発言がありました。
「今回の法律改正の目的のひとつに、適正な入国管理ということがございます。
そのためには不法入国を何としても防がなければいけない。大変大事なことであります治安元年ということを考えれば、不法に入国してくる人間を水際で防がなければならないということは・・・」 と答えていますが、
「治安元年」ということばに思わずドキッとしてしまいました。
この言葉、私ははじめて聞いたけれど
今年は治安元年なのですか。
共謀罪法案しかり、入管法「改正」案しかり、
あやしいと思った者を人権への配慮に欠けたまま取り締まる
ことができる法案がこれからもまだまだ出てくるのでしょうか。
治安、という言葉について
自分がよくわかっていないことにも気づきました。
ちなみに「治安」を広辞苑で引くと
1)国家が安らかに治まること。
2)社会の安寧秩序が保たれていること。
とあります。
もし、治安を扱う人たちの間でこのような解釈がされているならば
治安が保たれる、というのは私たち自身の安全が保たれることとは
必ずしも一致しないのではないか、と思いました。
たとえば、国や社会の多数派が決めたことに疑問を感じ、
意義をとなえる人なども
取り締まりの対象になることが十分考えられるのではないでしょうか。
治安を守って人を守らず、になりかねないと感じてます。 (MM)
4月6日(木)FM局で「共謀罪」対談
ほとんどメディアで取り上げられることのない「共謀罪法案」。
最近、メディアでもちらほら話題になり始めました。
中でも、この問題を追い続けている東京新聞は、先週の金曜日、わがサイト
の「クイズ」と「マンガ」を切り口に誰にでもわかりやすいやわらかい記事を
「こちら特報部」に大き載せてくれました。
構想段階から東京新聞とRibbon Project Remixがお互いの工夫を出し
合った合作。
一味違ったスタンスの記事に出来上がり、ふだんあまりこの手の記事を読ん
でくれない層に受け入れてもらえたようです。
マンガ以外の記事の内容は以下で見られます。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20060331/mng_____tokuho__000.shtml
そして、今晩6日(木)には、首都圏で人気のFM局J-WAVE(81.3Mhz)
で、共謀罪について、噛み砕いて話すことになりました。
20:00~21:50に放送されている「JAM THE WORLD」という番組中、
「15MINUTES」という政治経済から生活情報まで一つのトピックを特集
するコーナーです。
NAVIGATER:内田誠
テーマ:「共謀罪って? 意外と身近な問題」
時間:4月6日(木)20:55から20分程度
(生放送なので、5分くらい前後することあり)
リスナー:10代~30代が中心。
パーソナリティを勤めるジャーナリストの内田誠さんは、報道ステーションや
サンデープロジェクトでも掘り下げた特集を担当している人だし、若いリス
ナーが中心というのも大きな魅力。
以前、渋谷FMで40分くらい「共謀罪」について話したときは2人だったのに、
今度は1人。しかも今度はリスナーの数が桁外れに大きいので、ちょっと
緊張気味。
共謀罪の内容をわかりやすくリスナーに伝えることが一番の目的だけれど、
その背景にある社会的な風潮、取り締まる側の思惑、「霊感商法」につい
ても簡単に触れられたらと思っています。
関東の聞ける方、ぜひ聞いてみてください。
放送後1時間くらいで、主な内容が以下のサイトにアップされます。
http://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/
ラジオで多く取り上げられるようになったら、テレビも無視できなくなるはず
なので、このような機会はこれからも大切にしていきたいと思います。 (KI)
霊感商法
ある民主党議員の秘書さんが、共謀罪法案について、こう言いました。
「これは霊感商法ですわ」
「先祖のたたりだ~
、このままでは不幸になりまっせ~ と不安を
どんどんあおっておいて、100万円の多宝塔を売りつける、
みたいなもんですわ」
「こわいこわい、あぶないあぶないと、次から次に不安をあおられたら、
税金何ぼ使っても、 自分の暮らしが苦しうなっても、ものが言えんように
なってもいいから、なんでも早いとこやってくれといいたくなる。
そこにつけ込んでいる。政府が霊感商法やってるんですわ」
言いえて妙、と思いました。
考えるまもなく次から次へと不安感をあおられると、その不安の根拠を
確かめたり、対処策が妥当なものかどうか考えたりする余裕がなくなり、
なんでもいいから「よく効く」と目の前に出された「薬」にすがりたくなります。
それがたとえ毒薬だとしても。
その心理を利用して、不要なものを法外な値段で売りつけるのが、霊感商法。
テロは怖い、組織犯罪は怖い、外国人は怖い、コンピュータ犯罪は怖い、
と、すべて一緒くたにして得体の知れないこわさを強調し、実際にはどう
いう事例があるのかとか、それぞれに対してどういう対策に効果があるのか、
またそうした対策をした場合の弊害はどうなのか、ということを
ひとつひとつ冷静に検討することをせず、
なんでもかんでも網にかければよいとする今回の共謀罪法案。
不安をあおって思考停止にさせ、いらないものまで押し付けてくるやりかたが、
よく似ているように思います。
「この家、土台が腐っているからつぶれてしまいますよ」と不安にさせて、
床下工事を何度もやって数千万円とるリフォーム詐欺とも似ているかも。
お金をさんざんとられたあとで床下を覗いてみたら安物の換気扇がいくつも
ついていたり、いらないところに金具がいっぱい打ちつけてあったりした、という・・・。 ( I )
共謀していないって、どう証明するの?
もし、ある日突然警察がきて、「共謀しただろう」といわれたら、
どうやって「してません」って証明するのだろう?
そんなこと、めったなことでは起こらないとは思うけど・・・
でも、もし起きたとしたら?
警察「○月○日、△町のレストランで、Aと会いましたね。
そのときに、■の共謀をしたでしょう」
たしかに○月○日、△町のレストランで、Aと食事をした。
ひさしぶりに会ったので、話もはずんだ。
でも、■の共謀??なんのこと?まったく覚えがない。
そう思ったとしても、いったいどうしたらいいでしょう?
わたし「Aとは会いましたけど、そんな、■の共謀なんてしてません」
警察「証明できるんですか」
わたし「そんな・・・共謀してない証明なんて・・・だってしてないんだもの」
警察「Aが自首をしたんだ。やってないはずはないだろう」
わたし「そんなこといわれても・・・」
そのまま、頑なに罪状を否認するふてぶてしい被疑者、ということに
なってしまうのでしょうか?
犯罪行為をだれもしていない、被害も出ていない段階で罰する共謀罪。
「共謀した証拠」は、盗聴でもしていないかぎり、当事者の自首くらい
しかありません。
それでは証拠としてあまりに不十分だと思うけれど、
じゃあ、「共謀していない」証明は?
あなたなら、どうやって疑いを晴らしますか? ( I )
共謀罪って?
「共謀罪法案」
という言葉を聞いたことがありますか?
これは、実際には何もしなくても、団体が「犯罪」の相談をしただけで罪に問う
という法案です。
「それって、犯罪なんかを計画する人を捕まえる法律でしょ?私たちには関係ないんじゃない?」そう思われる方も多いと思います。
でも、ここで言う「団体」は、犯罪組織に限られていません。
そのため、私たちが労働組合や宗教団体、会社やサークルなどの友人と話したことも、「犯罪」とされるおそれがあります。共謀罪の対象となる犯罪は600以上
もあります。
たとえば次のような身近な例もありえます。
・ご近所で、マンション建設反対のために座り込みの相談をすれば、 「威力業務妨害」の共謀罪の疑い*
・会社の税金を軽くする方法はないかと相談すれば、 「脱税」の共謀罪の疑い
・入会するまで人を帰さずにおこうとサークルで相談すれば、 「逮捕・監禁」の共謀罪の疑い
このような例が「共謀罪には当たらない」と読み取れる文面は、法案のどこにもありません。
ところで、警察は、団体が犯罪の相談をしたことをどうやって知るのでしょう。
法案には、自首を促す規定があり、それが密告の奨励につながりかねない
といわれています。けれども、自首を待つだけですむでしょうか。
おそらく、いままでは例外的にしか認められなかった電話やメール、会話の「盗聴・監視」が広く求められるでしょう。 わたしたちの日常生活が監視されることになるかもしれません。
また、相談をしたことがわかったとしても、どんなときに合意に達したといえるのでしょう。 条文にはその判断基準が示されていません。 これでは、判断は警察や裁判所の胸算用にゆだねられてしまうことになります。
政府は、国会での審議で、捜査方法についても、犯罪成立の判断基準についても、明確な答弁を避けています。それでいて、いったん「やる」と合意をしたら、あとで「やめる」と決めても共謀罪は成立する、というのです。
この法律が成立したら、ふつうの市民も共謀罪の疑いでいつ警察に捜査されるか
わかりません。人前で自由にものを言うことも、集まってなにかをすることも、安心してできなくなるかもしれません。
衆院法務委員会では、与党議員も含め、ほとんどの委員が法案に疑義
を投げかけています。法案は、国会内外の反対意見に押される形で、2005年秋の特別国会では成立せず継続審議になりましたが、2006年の通常国会では、法案の成立を目指し本格的な審議が予想されています。
この法案をこのまま通してしまっていいのか、ちょっと考えてみませんか?