共謀罪の参考人質疑を傍聴しました。 | 共謀罪ってなんだ?

共謀罪の参考人質疑を傍聴しました。

5月9日、共謀罪法案の傍聴に行ったのですが、議場が狭くて
15人しか傍聴できないと言われました。
委員会開始は午前9時30分。
別室で1時間近く待たされて、ようやく前の組と入れ替えで入れました。

待っている間、「立ち見でいいですから、入れてください」
と言ったけど、案内の人に「きょうはだめです」と断られた。
(立ち見できるんですよ、たいていは)
「たくさん傍聴人が来ると困るからでしょうかね」と聞いたら
「まあ、そうでしょうね」ですって。

国会は、国民に開かれた場であるはずなのに、
傍聴人の人数を制限するというのはどうなのでしょう?
傍聴人が増えるということは、それだけ国民の関心が高いということですから、
もう少し大きい会議場を使って、傍聴席を増やすことは出来ないのでしょうか?

しかも傍聴はなにかと不自由を強いられます。
いっしょに行った友人は、初めての傍聴だったのですが
スカーフを取らされて、ノートの中まで点検されて
「なんでこんなことまでされるわけ?」
首をかしげていました。

参考人質疑は、どうも人選に問題があったようです。
条約の留保はできないのか、という話なども、
すごく大事なことだと思ったのですが
連合の高橋副事務局長も櫻井よしこさんも(ともに与党修正案反対派)、
専門家ではないので答えられないし。

与党案に賛成の参考人、中央大法学部の藤本教授は
「留保はできないし、すべきでない
 条約を承認しておいて法整備をしないのは国の威信に関わる」
と息巻いていましたが、
ほんとうは留保はできると聞きました。
「ウィーン条約法条約によれば、条約の趣旨目的に反しない限り、条約の留保は
可能です」とのことです。
いい加減な参考人だと思いました。

こんな状態での採決は、絶対にしないでほしいです。(MM)