ずっと電車の広告で気になってた一冊。

図像学を学んだ主人公が、とある曰く付きの盗難絵画を鑑定することになり、絵画を取り巻く事件に巻き込まれていくお話。

主人公のなんとも言えないキャラクターや、その周りにいる個性豊かな人物たちのやり取りが面白かったです。

大好きな風早の街の物語。
村山早紀さんの初期の頃の作品、ということでしたが、暖かさはまったく変わらず読んでいて元気が出ました!

今回はやまんばの女の子。自称ワルの女の子のお陰で古い洋館「海馬亭」に住むことになり、そこの住人たちとの様々な日々がとてと暖かかったです。

何も考えず読み進めていたら、あらびっくり!!
続編があるようで・・・
早く探して読みたいです!

何人もの主人公が出てくる、連作長編。
なかなか過激な表現が最初から出てくるので、ちょっとびっくりした。
どの話も生きることについての辛さや幸せなことを書いていて、共感できたり学ぶことがあったり、あっという間に物語の中に入ってしまっていた、不思議な一冊でした。

悪い出来事もなかなか手放せないのならずっと抱えていればいいんです、そうすれば「オセロの駒がひっくり返るように反転するときがきますよ。」
という言葉が印象的でした。

という1文がとても印象に残りました。