フェルメールの魔法 | NIGHT RANGER Fan Page管理人日記「緊急指令WJ」

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どうらやフェルメールの魔法にかかってしまったらしい。

前々回のオランダ出張時、マウリッツハイス美術館で
青いターバンの少女(真珠の耳飾の少女)”に魅了されてしまったのが原因のようです。

別件の調べ物があり図書館に行ってきたのだが本来の目的そっちのけでこんな本を借りてきてしまいました。

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洋書の「フェルメールとその時代」
そして「フェルメール全点踏破の旅」朽木ゆりこ著です

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この「フェルメール全点踏破の旅」は世界中に30数点しかないフェルメールの作品を
全数見て回ろうという企画の旅行記なのですが
絵の一点一点を丁寧に解説してます。

今まで西洋絵画なんて全く興味がなかったのですが
この本を読んで一気に興味が増しました。

何気なく見ている絵には書かれている小道具などによってメッセージが込められている事も初めて知りました。
例えば絵の中にキューピットが書かれていれば「愛」を意味していて
楽器が書かれていれば「調和」
海が荒れていれば「恋愛の破局を暗示」。。。。。といった感じ
これは画中画といって絵の中に書いてある(飾ってある)絵にさりげなくかかれていたりして興味深いです。
まるで「ダヴィンチ・コード」みたいでしょ!

こういうのを「寓意」というそうです。
何気ない日常を書いたフェルメールの作品のほとんどにもこの寓意が隠されているとはちょっとびっくりです。

17世紀ごろのオランダではこの「寓意」を解説した「寓意集」が盛んに発売されたそうです。
絵には暗号解読みたいな楽しみもあったのですね。

こういう事を知るとさらにフェルメールを見たくなりました。

今までに見たフェルメールの作品は

アムステルダム国立美術館(オランダ)
・「牛乳を注ぐ女」
・「恋文」 
・「小路」 
・ 「青衣の女」

マウリッツハイス美術館(オランダ)
・「青いターバンの少女(真珠の耳飾の少女)」
・「デルフト眺望」
・「ディアナの休息(ダイアナとニンフ達)」

の7点です。
たった7点ですがフェルメールの絵の少なさから見ると”もう7点”とも言えます。
俺も全数踏破したくなっちゃった(笑)

他のフェルメール作品は大雑把にいってドイツ・フランス・イギリスそしてアメリカに分散しています。
ヨーロッパは仕事でちょくちょく行くのでもしかしたら美術館めぐりのチャンスがあるかもしれません。

問題はアメリカ
ニューヨークのメトロポリタン美術館とフリック・コレクションに合計7点あります。

ニューヨークかぁ。。。。遠いなぁ~

・・・・ん


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これも「寓意」です(笑)


この秋に上記の「牛乳を注ぐ女」が日本にやってきます。

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これはフェルメールの代表作なので相当混雑するでしょうね。
アムステルダム国立美術館は今の仕事を続けている限り今後も訪れるチャンスは何度でもありそうなのですが
やはり見に行ってしまうかな。。。。
六本木の国立新美術館というのもちょっと興味があります。
ハードロック・カフェ東京とセットで遊びに行こうっと(笑)

でもってこの絵にもさり気なく「寓意」が入ってます。
絵の右下、壁と床の境目のタイルにキューピットの絵が何気なく描かれています。
面白いねぇ~!



しっかしかなりの“ど・はまり”ですね。
まさか自分が絵画に目覚めてしまうとは・・・・・
これも今の会社に入ってオランダ出張に出かけなければ一生縁の無かった世界。
めぐり合わせって面白いですね。