心的不安は

身体の結びつきを

ゆるめる

 

 

人間の場合、

不安が心の中にあると、

内臓は

しっかり結びつきません。

 

心のいとなみに

強く依存している人は、

不安を感じるとき、

下痢をします。

不安が

下痢を引き起こすのです。

 

 

骨軟化症

あまりに強く

骨を感じすぎると、

骨軟化症になります。

 

まだ骨が固まっていない

幼い頃から

不安を感じてきた人は、

骨が軟化します。

 

心配性の人は、

それを確かめられます。

 

 

くる病

くる病の子どもは、

不安を心理的な方法で

排除することによって

癒されます。

 

 

           (ルドルフ・シュタイナー)

 

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ちなみに

トカゲの尻尾切り

という言葉があるように、

トカゲは外敵から

逃れる手段として、

自ら尻尾を切り捨てる

ことがあります。

 

シュタイナーは、

トカゲの不安が

身体の結びつきをゆるめ、

そうさせるのだと

言っています。

 

野生のトカゲの尾をつかむと、

切れてしまいます。

自然の中にいるトカゲにとって、

人間に捕まえられるということは、

非常事態です。

人間が近づくと、

トカゲは不安を感じ、

尾が切れてしまうのです。

変われているトカゲは、

人間を見ることに慣れ、

不安もなくなるので、

尾は切れないようになります。