ご無沙汰をしておりました。
今回はいつもご贔屓にらしていただいているお客様にご報告とお詫びです。
以前より、何となくお話しさせていただいていたのですが、
子供を授かり、今年いっぱいまでは通常に営業、
来年からは出産に備えてお仕事のペースをのんびりにさせて頂くとお知らせしておりました。
が。
まさかまさかの、12/9に突然の陣痛のような痛みで入院。
胎盤から出血している。。との事。
翌日には妊娠高血圧症が突然発症していると担当医から。。。
でもまだ、高血圧????
と私本人は自覚なしで、しばらく入院してもらって様子みましょうと。。。
ところが、その日の夕方にまた自覚症状なしで突然血圧が高くなり
↑因みにこの時の血圧は184-116と言ういまにも血管が切れそうな数値をたたき出してました。。。
「母子ともに大変危険な状態です」
と告げられ、
「この病院では何もできないからもっとちゃんと施設の整ったところに搬送します!」
と言われ、部屋のカーテンを閉められ目にはアイマスク代わりのタオルが被せられ、何も見えない。。
でも周りはバタバタしている音は聞こえる。。
そのうち母が駆けつけてくれて、
「あんたどーなってるの??」
「わかんないんだよぉ~」
って言っている間に病院の中に救急隊員がストレッチャーを運んでくるっていう異様な光景。。
到着したストレッチャーに自分で移ろうとしたら、「動かないで!!いいから!じっとして!!」って怒られる。
そして初救急車。。
大きな大学病院へ。。
あっという間に15人くらいのお医者さんと看護師さん、助産師さん、研修生に囲まれて。。
働き盛りのバリバリな産婦人科の女医さん。
「お母さんね、これかなり危険な状態なの、この血圧で母体が持たない可能性があるから、このまま緊急帝王切開になる可能性があるの。で、NICUの先生にも受け入れ可能と返事をもらってるから、旦那さん来たらまた説明するからね。」
って言われ、一先ず点滴の治療をしてもらい、
夫を待つ。。
そんなこんなしてる間に、何となく血圧が落ち着いてきて、その日の緊急帝王切開はなしで、MFICUという妊婦専門の集中治療室に入りました。。。
そこで数日過ごして、なんとなーく落ち着いてきたのですが、退院のめどは立たず。。。
でも、このままある程度妊娠期間を長引かせられればいいか。。と
↑この時31週に突入したばかり。
そして、12/14、夫がお見舞いに来てくれて、夕方に帰った直後にまたなんの自覚症状なしで来ました。。。
168-112。。。
看護師さんに、
これ、アウトですよね。。。と言ってしまった。
そこからまたあのドタバタが。。
目隠しされて、夫は帰宅したもののまた呼び出され。
そのまま緊急帝王切開。
あまりにも突然すぎて状況はわかるものの、感情がついて行けず、涙しか出て来ず。。。
そんな中緊急入院した時にずっとそばにいてくれた助産師さんがたまたま夜勤帯の勤務で、
「別府さーん、私いますからねぇ!大丈夫ですよ!」と目隠しされてストレッチャーで運ばれている私の手をぎゅっと握ってくれて、少しだけホッとして。。。
その助産師さんは手術室にも一緒に入ってくれて麻酔が効くまでずーーーっと手を握って、声かけをして励ましてくれていたのです。。
そうして12/14小さな女の子が産まれました。
手術が終わりどれ位の時間が過ぎたのか、
意識が朦朧としているところに、
一番ホッとする声が聞こえて、
「きょうこ。。終わったよ。頑張ったね」と夫の声。
手術で一時的に気管内挿管されていたため声が出ないけど、
「赤ちゃんは??元気なの?大丈夫なの?」
みたいなことを聞いたのを覚えている。
「大丈夫だよ。小さいけど元気だよ」
と言われ少しホッとして、
長男、次男、母、父と順番に声をかけてくれたのも覚えている、
沢山心配かけて申し訳なくてみんなに
「ごめんね」と泣きながら言ってた。。
それしか言葉がなかったのだ。
そうしてあっという間に一週間が過ぎて、何とか私の体調も落ち着き、退院することができます。
あの時陣痛の様な痛みが無ければ、きっと母子ともに命がなかったかもしれないよ。。
賢い赤ちゃんで良かったじゃない。と担当医、助産師さんみんなに言われて、ハッとしました。。
確かに。。
妊婦とは言えない仕事っぷり。自分の体の事を過信して大丈夫、大丈夫って。
それで結局お客様、家族、友達みんなにご迷惑かけて。。。
体はきっと限界にきていたのです。。
それを身を持って「ママ!もう限界だよ!」って教えてくれたのが産まれてくれた小さな娘。
そして小さな体だけど「私は元気!!」と泣いてくれた。
命を救われたのです。
そしてようやく気がついた、
自分を大切にしないと家族も友達も大切にできないんだと。
今まで息子たちにどれだけ寂しい思いをさせてきたのだろう。
一番大切なものなのに。って今頃。。
私は退院するのですが、娘はまだ小さいのでしばらく入院で、毎日せっせと母乳を届けるのです。
せっかく娘がくれた時間なので、しばらく息子たち、娘、夫との時間を大切にのんびりゆったり過ごさせていただこうと思います。
お仕事再開の予定はまだ分からないのですが、
そうさせてください。
少し時間をください。
ご予約をお断りしてしまったお客様には
本当に心苦しいのですが、どうぞご理解頂けますようにお願い申し上げます。