くろごませんべいです
こんにちは
骨折疑惑の続きです
レントゲン室に入り
「一度立ち上がって台へ乗ってください」
ズリズリィとお尻を台へ乗せたら
「仰向けになってでは撮ります」
「横向きに足を~」
とか三回撮りまして、また車椅子で診察室へ連れられ
「台へ足を乗せてください両方の足を比べるので両方です」
踏み台みたいなものが再登場
続いてレントゲンの写真が三枚並べられ
医師も再登場です
椅子に座る医師に
「あっもうわかったここにヒビそんだけ」
「良く直ぐに解りましたねふうんこれはね左へ倒れた時には普通はくるぶしの外側の骨にヒビが入るんだ」
「そういえば内側ですね」
「このヒビの入りかたはとても珍しいここ良く見てこのヒビはココで止まってる」
「そうですねぇ」
「このヒビがここまで来たら手術だったよギプスで固定して松葉杖で済む骨が作られ始めるのに3週間だからそれまで足を曲げない事足首をこんな風にしたらダメ」
医師は自分の足首を捻てダメ実例をしてくださいました
「三週間ってそんなに」
「骨が作られ始めるのに三週間なので治るのはもっとかかるこの時期に骨にヒビ入ってギプスはめるとお風呂入りたいのにねぇ」
「私は間違った空間の節約をして右足を骨折したことがあってそれも夏」
「間違った節約」
「若い頃にベッドの下が収納になってて高さが相当あるベッドから降りようとして側に掃除機があって転倒して親指を骨粉砕折した」
「ふうんこの両足を見比べると相当違うこのくるぶし部分は湿布を貼るようにして、今からギプスと松葉杖を用意するからこっちへ座ってください」
病院の皮張りの長いベンチみたいな椅子へ看護師さんが私を支えて乗りました
「ふらついて転倒したけど一体何をしようとしてたのギプス水に濡らして」
看護師に指示ドクター
「あのサー1ヶ月くらい前のことなんだけど京都の後醍醐天皇の公家の政権争いに巻き込まれて面倒を見て戦になって落城して討ち死にした関っていう殿様の墓へ行ったんだよー
そして、その時の墓の画像と殿様をバカにしてるような記事を書いてネット投稿した直後に、そのあとなぜか車の車検証と整備の本が気になってさぁ
玄関開けて出て直ぐにバランスを崩して横へ倒れて変な倒れ方したんだよね」
医師無言こんな顔つきだったら信心深いのかと思います
看護師三人は苦笑いしてましたこんな感じ
「あの関っていう殿様の墓へ行くのはいいけどやたらな事はネットに書くもんじゃないねきっとプライド高い殿様なんだろうねぇ
自分の不注意だけどさあ投稿直後のリアルタイムだから不思議な事ってあるんだねぇ」
足に湿布を貼る医師は水に濡れた綿の板みたいなモノを曲げてました
「ギプスを濡らすの」
「今は水で濡らして足に固定して固くなるんです足に着けます一週間後にまたレントゲンに来て下さい」
「ウォ痛い」
そして濡れたギプスは固まっていき足は温かくなり、ギプスは固くなる途中で熱を持つらしい
そして足から一旦取り出して医師は別の患者のところへ行って
男性患者の叫び声が響きました
そして、ナースが固まったギプスを足にはめて包帯で巻き上げ
「松葉杖の練習ですよ」
と言って渡されたのは金属で固そうな松葉杖
高さの調節をして
「私が昔使ったのは脇に挟むところに布を巻いてた木でできた杖だったけど、これは脇に固そうで痛そう」
「それは昔の松葉杖ですよこの松葉杖のレンタル保証金ですが5000円です前に進んで見てください昔使った事があれば大丈夫ですね」
さらっと普通に五千円という
「覚えてる」
ドアに行けると
「方向を変えてこちらへ戻ってください」
ピョコピョコ戻る
「練習しなくてもいいですねではお会計のところへ車椅子で行きましょう」
と言われて車椅子で会計へ
そこで事務員さんが
「何して怪我したんですかお大事にしてくださいね薬局は職員を呼びますからね」
と言うから例の討ち死に殿様の墓へ行って殿様を良く書いてないネット記事を出した直後に骨にヒビ入ったと語ったら
整形外科にいる患者はオール老世代
何も良いことはなかった戦をして討ち死にした馬鹿殿様と言う話から転倒の漫談をしてたら
それぞれ目が大きくなってまして
一人は笑ってました
事務員は
「やっだぁそれって殿の呪いですよぉ1ヶ月経っても悪口を書かれてお怒りなんですよぉ遠隔で呪いが届く怖いぃ」
とか言ってゲラゲラ笑っておりました
お年よりは皆さん信心深いのか笑ってた人は一人だけで、後は驚いた顔や神妙な顔をしてました