くろごませんべいです
こんにちは
乗馬の話題の続きです
レッスンの場所へ着くとレッスン開始となりましてな
「姿勢を真っ直ぐにして遠い先を見るようにしてて、身体の力を抜いてください」
「ハイ」
「馬のお腹を足できゅっと締めると動きますから足を締めてください」
「ハイムギュ」
擬音ゴを使いやってますアピールをする
余談ですが
ワタクシは先生に言われた通りにやってても全くやってないように先生から誤解される事ばかりで生きてきたので、やってますが解るようにしております
「えっ言われた通りにやりましたけど」
と言うと尚更先生に叱られると言うのが義務教育時代の通例なので、それからイチイチ擬音ゴだったり、声に出して言われた通りにやってると言う事をアピールしながら、言われた通りにやってはいるという認識をしてもらう事で変な誤解を避ける工夫をしてます
大体、スポーツ、手先の作業系等は私は
「不器用な人」
「教えた通りにやってはいてもさっぱり出来ない変わった人」
であります
よくよく見ると出来ない主な原因は体育系ではメリハリがないリズム感がないそもそも力がない
フィギュアスケートでは滑り出して片足で体重をかければスマートに滑れるハズが、体重をかけても蹴りだしの脚力がないから、ガツガツ歩いてるだけであります
公立高校でも体育の授業は何かと物入りでした
柔道、バトミントン、テニス、スケート、剣道など道具費用ばかり掛かるけど習うことはほんの入口のみ
季節によってやることが変わるので道具を揃えても一時のモノ
高校の制服も頑丈で良いけど値段はその頑丈な分それなりに値段はするので高校生の子を持つ親の心境は、進学の為の塾、修学旅行費用、授業以外の校内講座活動費用、部活が熱心だと部活への費用等も金銭的な負担はのし掛かるので、お察しします
柔道もありましたが受身の練習と寝技の授業でした
運動系ではセンスゼロどころかマイナスであります
運動音痴で生きてきて、辛うじて少しは良かったのはマラソンですが喘息で禁止になり諦めました
そんな運動音痴でも運動能力はまるで関係なく上達するのが馬術らしいのです
馬の感情を読み取ってどれだけ馬に寄り添えるかとかバランス感覚のスポーツらしく、運動能力必要なしらしいです
運動能力は無くても良いですがその人の性格の良さで上達したり、馬の機嫌を損ねたりするので、ハッキリ言ってしまえば性格の悪い人は向いてないスポーツらしいのです
(色々教えてくださったビジター様の解説です)
腹黒ダーティーくろごまは向いてないスポーツ・・・
馬のレッスンの話に戻ります
足に力を入れると馬はゆっくり動きだし
「もっと身体の力を抜いてください馬は揺れますが自然に任せてください」
と言われて
「良い気分じゃ清々しい事この上なし」
と言ったら
馬上から講師をチラ見したら
こんな顔
「もう怖くないですねまだまだ下半身に力が入ってます力を抜いてください一度足を金具から外してぶらぶらさせましょう」
と言われて、凱旋将軍みたいな態度でも力が抜けてないらしい
また足を金具にセットし
三周くらい教場を回ったら馬は止まりました
止まれと言えば止まるものそれが調教されてる馬というイメージでしたが、馬もめんどくさくてやりたくないらしいのです
「止まりましたね足で締めないと馬は止まりますからお腹を足で締めましょう」
と教えられて
その通りにやると馬は歩きだしまたしばらくは歩くのですがやがて止まる
くろごませんべいはおかしいと思い講師に質問をしました
「この馬っていつも止まる場所がここなんですけど同じ場所で止まるのは何故でしょうか」
「馬は習慣性の生き物で同じところで止まります止まりそうだと思ったら足でお腹を締めましょう」
「そうなのムギュ」
馬はのんびり動き出す
「この馬はくろごまさんだと楽ができると思って止まるのを覚えましたよズルを許せる人と思ってます」
「ナメられてるのね全くキミはしっかり仕事をしようどうせ仕事するなら楽しく仕事しよう」
とかそんな偉そうな事を言ったら、しばらくしたら馬は仕事しない気分になったらしく日頃から他人の仕事のモチベーションを下げる発言をする癖がありますが馬にも伝わってるらしいという感じはしました
馬は指導員に甘えたくなったらしく指導員の方へ行き、撫でられようとするではないか
人間の感情を敏感に察知する動物だと充分理解できました
人間も優しい人に寄って行って見知らぬパワハラモラハラ傾向のある人の雰囲気を察したら避けるのは動物も一緒らしい
馬の気持ちになってみたら初対面で背中に乗って、自分を知らない人間に偉そうな事を言われたくはないよね
「コレ勝手にどこへ行く外を回らないです先生」
不安定な馬上となる
「くろごまさんこれは馬のわがままを許してるので、馬が中心に行きそうだったら左足で馬のお腹をポンと蹴りましょう」
「ポン(これ離れろという心境)」
渋々お馬さんは指導員から離れ・・・たのはちょっとのことでカポカポ歩くとまた直ぐに指導員のお姉さんに甘えようと近づいて、指導員さんは
「ちっ」
と口で合図すると馬は離れてまた歩く仕事します
馬は人間を許すと小さな指示で口だけでも言うことを聞くらしい
飼い葉を与えられて世話されてれば言うことは聞く様子
「馬が中心へ寄る前にお腹をポーンです」
「わかりました」
また馬は歩くのを止めてしまうので足で締めて歩かせ、今度は馬は指導員に
「やりたくないですお姉さん触ってワタシを可愛がって~」
もしくは
「ちゃんとやってるでしょ撫でて撫でて」
と甘えたになってしまい馬っていうより猫や子犬なんですが
「ポーン・・・あれ馬が動かなくなりました先生」
私の言うことは聞かない馬になっており
「足の使い方をもっとわかりやすくポーンと蹴るんですよ」
ケリがうまくいかない
「走りださないのでもうちょっとポンと強めに馬に分かりやすく」
「ポン(これ何をなまけとるかという心境)」
馬・・・渋々動いて・・・猫だよねこの馬
こんな繰り返しで
「だいぶ慣れてしましたねでは馬を止める練習ですよ背中を後ろへ倒して」
「後ろへ倒すこれくらい」
ちょっとしか倒れてないのに自分では大げさに倒れた気がするのは馬上だからでしょうか
「この姿勢のまま両手に均等の力を入れて綱を同じくらいの感覚で引きます」
「引く」
「そのままの姿勢でいて下さい馬は止まります」
止まりました
「お腹を締めて動く指示だしましょう」
「ムギュ」
パカパカ動き出しタラまたお姉さんに寄って行ってナスリついて猫みたいに顔をすり寄せる馬
「ポン」
指導員粘着シートみたいだな
馬ははがれて動きだす
「止まる三秒キープですよ」
ちょっとは馬は止まるけどすぐに動く
「背中へ倒れる時に綱を引かないで倒れてから引くんですよ」
「コツがあって難しい」
「背中が丸まってきました腕だけで動かそうとすると姿勢が崩れます胸を張って」
そんな教習で3秒とまれキープは半分しか出来てませんが
お腹を締めポンと蹴る止まる
の行動だけでいい感じでコツをつかめそうになったらお時間終了となり
今度は降りる事になり
お姉さんの命令で完全に止まってる猫みたいなお馬さん
「鞍をつかんで右足を外して台の上に乗りましょう」
降りる時に台は見えづらいです
そして、ズルズルっと降りましたが
馬に乗るときも降りる時ももっと安全な乗り方や降り方がありそうだなと何となく感じました
私の勘だけど
乗る時も手綱を均等に持ちながら乗るとか降りる時も台からコケたら余計馬がびっくりするだろうから台は必要ないんじゃないかと思うけど
馬が救急車のサイレンに驚いたとかの場合
片足が鐙に残ったままだと足が引っかかって暴走する馬に引きずられるから鐙から両足出してそのまま台を無視して着地がよさそうだけど・・・
素人の意見で自己流でやることは相当危険なのでこの日はその部分で疑問を持つだけにしました
金属で繋がれてる馬に乗るからそこまで神経質じゃないのかもしれないし、降りる時にもっと安全な方法を自分で調べるか別のクラブでも意見を聞いてしっかり習った方がいいかなと感じました
教場で馬から降りて
馬の後ろを歩かない事を指示され馬房に戻り
その後のふれあいタイムで
つくづく私は猫みたいなお馬さんにナメられてることを感じることになります
ここまでの私の乗馬レッスンの姿は姿勢も心根もアニメのキャラクターでは
ネズミ男
そのまんま
馬がわがままになるはずだよね