長年親しまれてきた「丹波の里やまがた屋」が11月末をもって閉店されることを聞き、この2ヶ月ほどの間で4~5回ほど行きました
やまがた屋は、1960年に食堂として開業。
京都市内から天橋立や海水浴場に向かうちょうど中間地点にあったことから、開業前は1日何台もの観光バスが道路脇に停車し、トイレ休憩をしていたそうです。
当時のトイレといっても、公衆トイレではなく、道ばたとか畑だったそうですが
創業者は、「こんなに人が来るのなら、トイレを作ってジュースやアイスクリームでも売ろう」と、小さいお店から始まりました。
トイレを借りた客は、「トイレを借りたんだから申し訳ない」とチップを置いていったそうで、いらないと言うと向かいの交番に預けて行ったのだとか。
それで、警察官がわざわざ持ってきて「貰っておきなさいよ」と言う。
そんなことから、売場面積を広げ、食堂やお土産物を販売し、売上げの最高額は年間約15億ほどにもなったそうです
京都縦貫道が天橋立まで延びたことで客足が減り、60年に幕を閉じることになったようですが、私の両親の年齢の人たちは、みんな口をそろえて
「観光バスといったら、最初にやまがた屋で休憩して、帰りの一番最後もやまがた屋やった。 で、寄ったらなんか買うてたなぁ」
と言います
今は、惜しむ人なのか、土日ともなると盛況のよう
思い入れのある方は、ぜひ閉店前に行ってみてくださいね。
<アクセス>
●京都縦貫道「丹波IC」下車、車で約4分
<営業時間>
●9:30~17:00 (フードコートは10:00~)
<定休日>
●毎週木曜日
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