山鉾はいつまで見ることができるのですか
という質問があるそうですが、山鉾巡行が終わると、その日か
もしくは翌日には山鉾は解体され、蔵へと直されます。
つまり、前祭であれば、10日頃から鉾建てが始まり、17日頃には
解体されてしまうので、約1週間ほどしか見ることができないのです。
大変な思いをして建てたのに、なんでそんなに早く解体するのか
それは、祇園祭が始まった理由と深い関係があります。
平安時代に始まった祇園祭。
869年疫病の流行により、当時の国の数である66本の矛に諸国の
悪霊を宿らせ、神泉苑で祈念したのが始まりです。
つまり、山鉾には厄が集まっているわけです。
ということで、その厄をまき散らさないように、両日中に解体される
んですねぇ。
なので、山鉾を展示するということは絶対にありません。
今、漢字ミュージアムに鉾が展示されていますが、これはそれ用に
新しく作ったもので、あくまで模造品なんだそうです
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