花でみる百人一首「梅」 | 京こね☆ニュース

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我が家の梅が、ようやく1輪咲きました梅

 

 

今年は寒い日が続いていますからねぇ。

 

さて、突然ですが和歌を一句。

 

人はいさ  心も知らず  ふるさとは  花ぞ昔の 香に匂ひける

 

これは紀貫之によって詠まれた百人一首です。

 

ここに出てくる「花」は、梅のこと。

 

まずは、これを詠んだ背景からご紹介しましょう音譜

 

紀貫之は奈良県の長谷寺へお参りするたびに、昔なじみの女性の

 

宿に泊まっていました。

 

しばらくぶりに訪れたところ、「最近お見かけしませんでしたね。

 

宿はこの通り、昔のままですのに、あなたはちっとも寄って下さらない。

 

私のことなんかもう忘れてしまわれたのでしょう」

 

と言われてしまいました。

 

そこで、貫之は、近くに咲いていた梅の花を手折って詠んだのが

 

この歌。

 

「さあ、あなたの心のうちもどうだか分かりませんよ。梅の花だけは

 

昔と変わらず、懐かしい香りを漂わせてくれていますが・・・」

 

女性のイヤミにイヤミで返答したような気がしますよね汗

 

紀貫之といえば、一流の歌人。

 

皇族をはじめ、上流貴族からの歌の注文が殺到していたんだそう

 

です。

 

 

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