京都三大祭の一つ・葵祭の斎王代が決まりましたね
斎王の「斎」は、潔斎(けっさい)して神に仕えるものを
意味しているそうで、伊勢神宮や賀茂の神社に奉仕をしていた
未婚の内親王のことです。
810年、嵯峨天皇によって嵯峨天皇の第8皇女にあたる内親王を
斎王にしたことが始まりで、第35代の内親王まで400年に
わたり続けられました。
今の斎王代は、内親王に代わる人ということで、昭和31年から
一般の女性が務めています。
斎王代の選考方法は非公開ですが、京都に縁があり、未婚で、
行儀作法が身についている女性などの条件があるようで、
その中でも一番重要な条件が、支度金が用意できる人
京都の祭事は、参加者が費用を負担することが多く、
葵祭の斎王代は、十二単の新調、クリーニング代、行列の費用、
関係者の食事代など、数千万かかるんだそうです
なので、京都でも実業家や老舗のお嬢様が選ばれるんですねぇ。
今回選ばれた斎王代のご実家は、350年続く京漆器の老舗。
歴代の斎王代をみてみても、430年続く和装小売店とか、
裏千家家元のお嬢さん、格式あるお寺のお嬢さんとか・・・
京都の文化を継承していくには、やはり、京都の名家でないと
務められないのかもしれませんね
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