世界遺産が謎の劣化 | 京こね☆ニュース

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今、NHKで放送されている


所さん!大変ですよ


という番組をご存じでしょうかはてなマーク


社会の片隅でひっそりと起きている不思議な事件。


それを深堀して意外な真相を追及するという番組。


私は結構好きでよく見ているのですが、


つい先日放送されたのが、


『あの”世界遺産”が謎の劣化で大ピンチ!?』


というものでした。


世界遺産・日光東照宮の社殿が、どういうわけか予想を超える


スピードで劣化しているというのですビックリマーク


その理由は一体何なのかというと、なのです。


国産の漆の生産量が少なく、数十年前に中国産漆を使用した


建物だけ速いスピードで劣化しているのです。


といっても、中国産漆が悪いわけではありません。


日本も中国も漆の木は全く同じなんだそうです。


しかし、土壌と気候の違いから、主成分の量が違うということが


分かってきました。


ですから、中国産漆を中国の建物で使用する分には何の問題も


ないのですが、それを気候が違う日本で使用するとうまくマッチ


しないというわけなんですねぇDASH!


だったら、国産漆を増やせばいいじゃないと単純に思うのですが、


そう簡単な問題でもありません。


今、国産で生産されるのは、1年間に1トンほど。


これを増やそうとすると、もちろん人を増やさなければなりません。


ですが、それほど高い収入が得られないことから、跡継ぎが


ほとんどいないのです。


日光東照宮だけでも、全ての修復に必要な漆は20トンなんだそうで、


このままではいろんな神社の社殿などが朽ちていき、修復できない


状態に陥るかも・・・叫び


特に京都にも、重要文化財や国宝の建物がある神社も多く、


また、式年遷宮などもありますので、多くの漆が必要となります。


うーん、木材の修復はできても、それをコーティングしている漆が


危機に瀕しているとは・・・大変です!


一刻も早く、何らかの対応が必要となりそうですね。




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