7年の京都検定を振り返る | 京こね☆ニュース

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本日、国際日本文化研究センターで行われた、角倉研究会に


ゲストスピーカーとして研究発表してまいりました。


人前で、しかも40分という長時間話すことは、大変緊張しましたが、


貴重な体験をさせて頂き、本当にありがたいことです。



さて、私が研究発表することになったのも、京都検定で1級合格し、


京都産業大学の特別客員研究員となったから。


今日は、私の7年にわたる京都検定を振り返ってみたいと思います。


長文になっていますが、良かったらお付き合いください。




2004年12月に1回目の試験が行われた京都検定。


私がこの試験を知ったのは、2004年の春頃だったと思います。


当時お付き合いしていた彼に、


「京都で検定試験ができるらしいよ。京都が好きなら受けてみれば?」


と言われたのがきっかけでした。


ただ、京都散策が好きというだけで、検定の本を読んでいても


どういうことが出題されるのか、分からない1回目の試験。


3級は合格しましたが、一緒に受けた2級は絶望的な点数でした。


翌年も受け続けたのは、ただ試験に合格したいという思いだけ。


でも、それは辛い勉強ではありませんでした。


京都散策をしながら、楽しみながら。


趣味の一つになっていました。


そして、2級は3度目の正直。3回受けての合格でした。


2級が合格すれば、当たり前のように1級の受験。


今度は、京都産業大学の客員研究員になるという目標に向かっていました。


「デートと京都検定の勉強、どっちとるの?」


と嫌味を言われたこともありました。


でも、ただひたすらに、1級合格に向けて勉強を続けました。


そして、2級よりも1回多い、4度目にしてようやく1級の合格。


合格通知が届いたのは、我が家のリフォーム中でした。


台所が使えずに、スーパーで買ってきたお好み焼きが合格祝い(笑)。


7年かけて挑戦し続けた京都検定は、こうして2010年に終わったのです。


でも、ここまで私をかきたてたものとは、一体何だったのでしょう?


私の親の世代が半数以上を占める講習会に出向き・・・


ある時は、けんしょう炎になるまで書き続け・・・


大学入試の時より、勉強してると言われ・・・


別に、仕事と何の関係もありません。


1級合格したからといっても、給料が上がるわけでも、


いい恋が見つかるわけでもありません(笑)。


でも、私の中では、京都検定が生活の一部となっていたのです。


もちろん、やる気の起こらない時は一切しません。


その変わり、調子がいい時はとことんします。



私は7年かけて、1級合格することができましたが、


合格だけが全てではありません。


7年間継続してきたこと全てに意味がある。


今回、研究員となり、発表の機会が与えられたこと。


京都新聞にクイズが1年間掲載されたこと。


勉強・研究を通して、いろいろな人に出会えたこと。


継続は力なり。


そう、本当に継続することで、自分の「力」へと繋がっていくんです。


新しい道に繋がっていくんです。


そして、昨日また新しい依頼をいただきました。


これから打ち合わせをするので、まだはっきりとしたことは分かりませんが、


クイズを作ってほしいというもの。



ここ最近は、今までの人生の中でも、かなり濃い日々を送っています。


しんどいことも多いけど、すごく充実しています。


人生の中で、ほんの数年、こんな日々を送る毎日があってもいいのかな得意げ