「京都五山送り火」に対して、京都に非難が集まっているようです。
何かというと、岩手県陸前高田市の松で作った護摩木を、被災地の人たちに
願いを書き込んでもらい、それを燃やす予定でした。
しかし、放射性セシウムに汚染されたわらを食べた牛問題などの
心配が広がり、急遽中止する決定をしたのです。
京都新聞には、放射能汚染を懸念する市民の声があったと書かれて
いましたが・・・。
でも、非難が広がるのも納得です。
奉納された護摩木にセシウムがついていないと、検査の結果分かったんですよ
なのに、中止って・・・
犠牲者の名前や、これからの願いを書いてもらった護摩木は400本。
これどうするんでしょう
実は、仙台で開かれている「仙台七夕まつり」に、祇園祭の長刀鉾が
参加したのですが、その際に京都の北山杉でつくった護摩木を配布。
2日間で約2300本が奉納されました。
こちらは、16日の送り火で使われるそうです。
しかし、これだと放射能が気になる地域の木でさえ、使えないということに
ならないんでしょうか。
本来、五山の送り火とは、お盆に帰ってこられた魂を、灯りを灯して送るという行事。
奉納された400本の護摩木を書かれた、被災地の人たちの気持ちを考えると、
本当にこれが最善の結果なのか・・・
早く風評被害がなくなることを祈っています。